議会報告 / 外国人・多文化共生
外国人人口の急増と行政対応について
本会議 一般質問 令和6年09月11日
令和6年9月11日の本会議一般質問で、議員が練馬区における外国人人口の急増や、それに伴う税・保険料の収納対策、ごみ出しルールの徹底、職員採用の国籍要件について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
練馬区においても外国人の増加率が異常なほど高い
在留外国人の全国的な増加
日本では、人手不足解消のため、安価な労働力を求める企業の増加や技能実習適正化法の施行もあり、東南アジア諸国を中心として外国人技能実習生が大量に流入しています。
さらに、現在の円安の進行、また、日本は外国人の土地取得に関する規制が緩いため、中国人富裕層を中心に日本の不動産を所有し、永住権を取得する動きも加速しています。
令和5年末現在、日本の在留外国人数は341万人となり、令和4年末に比べ33万5,000人と10.9%も増加しています。
令和4年から5年の国内の外国人種別の増加要因を見ると、永住者・定住者が107万人から111万人へと増加、また、技能実習生・特定技能が45万人から61万人へと顕著な増加要因となっていることが分かります。
練馬区の人口動態と外国人増加率
練馬区の人口動態を見ますと、令和6年8月の区の人口は74万5,000人、直近の対前年同月比の1年間で5,000人、0.68%増となっています。
しかし、この増加の内訳を見ますと、日本人が1,810人で0.25%増、一方、外国人は3,190人で、なんと14.4%の増加となっており、練馬区においても外国人の増加率が異常なほど高くなっていることが分かります。
欧米の移民問題と23区の外国人比率
欧米では、移民の増加による治安の悪化や地域コミュニティの崩壊などが深刻な問題となっています。
欧州では移民が全人口の10%を超えると、地域社会において社会的な対立や不満が増加するとの研究結果も報告されています。
23区でも、新宿区、豊島区、荒川区では外国人の割合が10%を超えてきています。
一方、練馬区は3.4%とまだ低いですが、今後さらに外国人比率は増加するものと考えられます。
外国人労働者増加と滞納の懸念
技能実習生の増加により単身の若年外国人労働者が増えることのデメリットとしては、例えば区の国保の保険料や住民税の滞納が増えている点が挙げられます。
また、永住者・定住者に該当する外国人は比較的所得が高い移住者とその家族と思われますが、こうした担税力のある層の滞納がより悪質と言えます。
永住者・定住者の滞納把握と収納対策、不適切受給への対策について
以前に国保の滞納者に占める外国人の割合についてお聞きしましたが、永住者・定住者の滞納人数や割合などは把握できているのでしょうか。
また、外国人の収納対策については喫緊の課題と考えますが、見解をお聞かせください。
また、永住外国人に係る生活保護、出産育児一時金の不適切な受給についての実態把握や対策についての見解も併せてお伺いいたします。
外国人の滞納者数の推移(令和4年度→5年度)
特別区民税滞納者数(令和4年度)答弁
1,100人
特別区民税滞納者数(令和5年度)答弁
1,000人
国民健康保険料滞納世帯数(令和4年度)答弁
3,600世帯
国民健康保険料滞納世帯数(令和5年度)答弁
3,200世帯
ごみ出しマナーや騒音に関してはルールの徹底が不可欠
駅前の単身用アパートオーナーの住民の方からは、外国人のごみ出しトラブル等で苦情の声を聞きます。
ごみ出しマナーや騒音に関しては、多文化共生といった美辞麗句ではなく、ルールの徹底が不可欠です。
短期就労外国人への地域ルール徹底について
特に短期就労者に対しては、区としてこうした地域のルールを徹底させる取組が必要と考えますが、区の見解をお聞かせください。
外国籍職員の採用状況とセキュリティクリアランスについて
NHKラジオ職員の発言問題
先日ニュースでも話題となりましたが、NHKラジオの中国人職員がラジオ放送で、尖閣諸島は中国の領土だ、従軍慰安婦、南京大虐殺を忘れるなと発言したことが問題となっています。
国営放送のスタッフに外国人がいるということ自体が問題ですが、こうしたスパイ活動のような反日宣伝が平然と行われている現状に震撼します。
そこで、セキュリティクリアランスの観点から質問させていただきます。
練馬区における外国人職員及び指定管理事業者の外国人採用状況について
原則、行政職員には外国人の採用は制限されていると認識していますが、練馬区における外国人職員の採用状況についてお聞かせください。
また、指定管理事業者における外国人の採用について、区は実態を把握しているのか、併せてお聞かせください。
練馬区の外国籍職員数(令和6年4月時点)
常勤職員答弁
1名
会計年度任用職員答弁
14名
区の答弁
<答弁のポイント>
外国人の滞納者数は、特別区民税で約1,100人から約1,000人へ、国民健康保険料で約3,600世帯から約3,200世帯へ、それぞれ約1割減少しているとのことでした。
永住者等に絞った滞納人数の把握はしていないとの答弁でした。
出産育児一時金は厳格な審査により不適切な支給はなく、生活保護についても資産状況調査などで不正受給防止に取り組んでいるとの説明でした。
区は外国語相談窓口を設置し、転入時に多言語による資源・ごみの出し方のルールや暮らしのガイドなどを提供しているとのことでした。
区報やホームページ、ごみ集積所の看板の多言語表記のほか、日本語教室で防災や資源分別の説明会も行っているとの説明でした。
特別区では公権力の行使等に携わる蓋然性が低い職種は国籍要件を削除しており、外国籍職員は常勤1名、会計年度任用職員14名(令和6年4月時点)とのことでした。
指定管理者の職員については国籍要件がなく、個人の国籍は把握していないとの答弁でした。
区の答弁(総務部長) 外国籍職員の採用等
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次に、外国籍職員の採用等についてです。
特別区では、職員の採用に当たり、公権力の行使や公の意思形成への参画に携わる蓋然性が低い職種などは国籍要件を削除しています。
例えば、事務や土木、建築などは国籍要件がありますが、福祉や保健師などは国籍要件を削除しています。
会計年度任用職員については、従事する業務の内容や性質から国籍要件はありません。
なお、外国籍の職員は、令和6年4月時点で常勤職員が1名、会計年度任用職員が14名います。
指定管理者の職員については、必要な資格等の有無を確認していますが、国籍要件はないため、個人の国籍について把握することはしておりません。
区の答弁(区民部長)
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私から、外国人区民の収納対策等についてお答えします。
特別区民税については、前年度の所得に応じて課税されること、国民健康保険は日本固有の社会保障制度であることなど、外国人には我が国の制度が分かりにくい面があります。
こうした制度を理解して、納期内に納付していただくため、区では外国語を話せるスタッフの窓口への配置や外国語版のパンフレットの配布、ホームページの多言語化などに取り組んでいます。
収納対策も適切に進めており、令和4年度から5年度にかけて外国人の滞納者数は、特別区民税では約1,100人から約1,000人へ、国民健康保険料では約3,600世帯から約3,200世帯へ約1割減少しています。
滞納者における永住者等の人数等については把握しておりません。
外国人に対する出産育児一時金の支給では、国通知に従いパスポートや出産証明書による確認など厳格な審査を行っており、これまで不適切な支給はありません。
区の答弁(区民部長) 生活保護
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また、生活保護については、申請時や受給開始後に資産状況調査を行うなど、不正受給防止に取り組んでいます。
区の答弁(地域文化部長)
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私から、外国人の生活支援についてお答えします。
区は、地域で外国人が安心して暮らせるよう外国語相談窓口を設置し、生活における様々な相談に応じています。
転入された際には、相談窓口の案内や多言語による資源・ごみの出し方のルール、暮らしのガイドなど、地域での生活に必要な情報を提供しています。
また、日本の習慣などを理解できるよう、区報、ホームページなどのほか、資源・ごみ集積所の看板においても多言語で表記しています。
加えて、区主催の初級日本語教室や地域のボランティア日本語教室の中で、防災や資源分別の説明会も行っています。
こうした様々な取組により、外国籍の方が地域に溶け込んで暮らせるように支援しています。
質疑のポイントとまとめ
- 議員は練馬区における外国人の増加率の異常な高さを指摘し、永住者・定住者の滞納状況の把握や収納対策、生活保護・出産育児一時金の不適切受給への対策を尋ねましたが、区は永住者等に絞った滞納人数は把握していないと答え、出産育児一時金では不適切な支給はないとのことでした。
- 議員は短期就労外国人に対するごみ出しマナーなど地域ルールの徹底を求めたのに対し、区からは多言語での案内や看板表示、日本語教室での説明会などの取組について説明がありました。
- 議員はNHKラジオ職員の発言問題を踏まえ、練馬区における外国人職員及び指定管理事業者の外国人採用状況を尋ねたのに対し、区は外国籍職員が常勤1名・会計年度任用14名いると答え、指定管理者職員の国籍は把握していないとの答弁でした。
⇒ 永住者・定住者に該当する外国人の滞納状況の把握と、外国人の収納対策の強化、生活保護・出産育児一時金の不適切受給への対策、短期就労外国人へのごみ出しルール等の徹底を求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 日本では、人手不足解消のため、安価な労働力を求める企業の増加や技能実習適正化法の施行もあり、東南アジア諸国を中心として外国人技能実習生が大量に流入しています。 さらに、現在の円安の… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 駅前の単身用アパートオーナーの住民の方からは、外国人のごみ出しトラブル等で苦情の声を聞きます。 ごみ出しマナーや騒音に関しては、多文化共生といった美辞麗句ではなく、ルールの徹底が不… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 先日ニュースでも話題となりましたが、NHKラジオの中国人職員がラジオ放送で、尖閣諸島は中国の領土だ、従軍慰安婦、南京大虐殺を忘れるなと発言したことが問題となっています。 国営放送の… |
| 総務部長 | 答弁 | 次に、外国籍職員の採用等についてです。 特別区では、職員の採用に当たり、公権力の行使や公の意思形成への参画に携わる蓋然性が低い職種などは国籍要件を削除しています。例えば、事務や土木… |
| 区民部長 | 答弁 | 私から、外国人区民の収納対策等についてお答えします。 特別区民税については、前年度の所得に応じて課税されること、国民健康保険は日本固有の社会保障制度であることなど、外国人には我が国… |
| 区民部長 | 答弁 | また、生活保護については、申請時や受給開始後に資産状況調査を行うなど、不正受給防止に取り組んでいます。… |
| 地域文化部長 | 答弁 | 私から、外国人の生活支援についてお答えします。 区は、地域で外国人が安心して暮らせるよう外国語相談窓口を設置し、生活における様々な相談に応じています。 転入された際には、相談窓口の… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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