議会報告 / まちづくり・交通
大江戸線延伸の進捗状況について
交通対策等特別委員会 令和8年6月15日
令和8年6月15日の交通対策等特別委員会で、大江戸線延伸に関する東京都の優先整備路線の進捗状況や、開業までのスケジュール、事業計画案の作成に向けた条件などについて質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
東京都の優先整備路線の進捗状況について
まず、資料1の9ページです。
大江戸線以外の先行している東京都の優先整備路線の状況があると思います。
大江戸線以外の優先整備路線の進捗状況について
何点か教えていただきたいです。
予定どおり進んでいるとか、遅れているとかという現在の進捗状況などが分かれば教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
既に工事に着手している路線として、東京8号線(有楽町線延伸)、都心部・品川地下鉄(南北線延伸)、羽田空港アクセス線、多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面延伸があるとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
資料1の9ページには、都内で進められていたり、計画をされております鉄道の路線を示してございます。
このうち、既に工事に着手している路線は、①の東京8号線、有楽町線の延伸、④の都心部・品川地下鉄、南北線の延伸、それから、③の羽田空港アクセス線、こちらはJRが施工しているものになりますが、こちらは工事を進めてございます。
もう一つ、⑨の多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面の延伸も事業着手している状況でございます。
開業までのスケジュール感について
都知事への働きかけの要望
必ずしも先行しているものが終わらないと着手しないというわけではないとは思います。
印象としては、ほかが進んでいてというものが先にあって、それらの後になっている大江戸線がうまく進むようにというのはあると思います。
先ほど、かしわざき委員からも要望があった感じをお聞きすると、まだ区長が都知事に大江戸線のお話をしに行かれていなさそうな感じもありました。
重ねて、所管部も併せて、その辺を早めに都知事とも交渉されるように要望させていただきます。
開業までのステップの確認
それから、参考の5ページ、6ページ辺りについてお聞きしたいと思っています。
まず、5ページで、開業までのステップをお示しいただいています。
事業着手から開業までの想定期間について
仮に2040年を開業とした場合に、後ろからどのぐらいかかるのか考えた場合に、例えば、ステップ4は、事業着手から開業までにどのぐらいを想定しているのか。
ステップ3から事業着手まではどのぐらいの期間を想定しているのか。教えていただけますか。
<答弁のポイント>
2040年頃の開業を想定した収支採算性の検証を庁内検討プロジェクトチームで行っているとのことでした。
過去の練馬駅から光が丘駅間(約3.8キロメートル)の延伸工事は約5年半を要しており、今回の延伸(約4キロメートル)も同程度の期間が必要になるとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
開業までのスケジュール感でございます。
今後、事業計画案を作成した後は、国との協議など、相手があるところでございますので具体的なところ、一般的なところは申し上げづらいところであります。
都の大江戸線延伸にかかる庁内検討プロジェクトチームにおきましては、2040年頃の開業を想定した収支採算性の検証を行っているというのが、まず一つございます。
今後、東京都が国との具体的な協議を進めていく中で、延伸の開業の目途や事業スケジュールが示されていくと認識してございます。
なお、大江戸線の現在の練馬駅から光が丘駅までの間が延長約3.8キロメートルという路線になります。
このときの工事期間は約5年半となっておりました。
今回の延伸も約4キロメートルでございますので、これぐらいの期間が必要になってくるというイメージを持っております。
また、その前段の都市計画や環境影響評価の手続などにつきましても、一般的には数年を要するというところでございます。
スケジュール感の規模としては、そういった認識でおります。
延伸区間の距離と工期の比較
練馬駅~光が丘駅間の延長答弁
3.8キロメートル
練馬駅~光が丘駅間の工事期間答弁
5年半
今回の延伸区間の距離答弁
4キロメートル
事業計画案の理想的な作成時期について
2040年開業に向けた事業計画案の作成時期について
工期も5~6年を見込まれて、その前の事業化に向けた手続から事業着手についても数年かかるということで、ざっくり10年ぐらいは見ておいた方がいいと考えると、2040年の前にステップがありまして、事業計画案の作成というのがまず一つの大きな目標になると思います。
2040年に向けた理想的な事業計画案の作成時期はどのぐらいを目途に考えていらっしゃるのでしょうか。
<答弁のポイント>
東京都で事業計画案の作成時期を明らかにしているものはないとのことでした。
令和6年度末までの検討で一定条件のもと収支採算性が確保できると見込まれる報告から1年以上が経過しており、都区負担やまちづくりの具体化にまず力を注ぐとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
東京都で、事業計画案の作成時期について明らかにしているものはございません。
先ほど他の委員にも御答弁させていただきましたが、令和6年度末までの検討で一定条件のもと、収支採算性が確保できると見込まれる報告があってから、今、1年以上が経過したところでございます。
まずは、この一定条件となっております都区負担や、区のまちづくりを具体化していくところに力を注いでいきたいと考えております。
これが具体化することで事業計画案が取りまとめられるものと認識しております。
そのため、この1~2年でまさに大詰めを迎えてくるものと認識しております。
採算性の前提となる一定の条件の指標設定について
沿線まちづくりの具体化の重要性
関連で、6ページに事業計画案の前提として書かれているものがあります。
特に、①の沿線まちづくりの具体化が重要かと思っています。
採算性試算の前提となる指標設定について
先ほど来、採算性の前提の中で話が出てきている一定の条件を仮定したという辺りです。
例えば、この辺りの数字をクリアすべきというものがある程度指標として設定されているのでしょうか。
<答弁のポイント>
東京都が具体的な金額を含めて条件を明らかにしているものはないとのことでした。
一定の条件の一つとして練馬区の鉄道施設整備への協力があり、まちづくりデザインの策定と整合を図りながら取りまとめていくとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
一定の条件を仮定した試算でございます。
東京都におきまして、具体的に、金額も含めて、それがどういうものだと明らかにしているものはございません。
一定の条件としております一つとしましては、練馬区で鉄道施設整備への協力をしていくというものが、項目としては挙げられると認識しております。
その内容につきましても、東京都が進めております鉄道施設の計画の具体化と、我々が取り組んでおりますまちづくりデザインの策定の中で、駅周辺に必要な施設との整合を図りながら、総合的に取りまとめていくという認識でございます。
事業計画案作成への効果的な作用について
具体的に明示されているクリアすべき条件という感じではないと認識はしました。
とはいえ、ある程度数値的なものの報告、まちづくりの具体化というのは、ある程度よく見せておくことが非常に重要なのかと思っています。
まちづくりの具体化が事業計画案作成に与える効果について
その辺りで東京都側の印象というか、事業計画案の作成についても、それらの充実が、ある程度効果的に作用すると区も考えていらっしゃるということでよろしいでしょうか。
<答弁のポイント>
鉄道施設整備への協力の内容を具体化することが先決であるとのことでした。
コスト低減への作用や都区の費用負担を含め、総合的に東京都と協議を進めていくとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
繰り返しになりますけれども、試算の条件となっております鉄道施設整備への協力の内容につきまして、しっかり具体化していくことが先決かと考えております。
その中で、どれだけコスト低減に作用するのか、また、そのほかの都区の費用負担も含めて、総合的に東京都と協議を進めていき取りまとめていきたいと考えております。
まちづくりデザイン案の位置づけについて
それらをある程度反映する材料として、オープンハウスを経て作成するまちづくりデザインということになるのかと思います。
事業計画案作成におけるまちづくりデザイン案の位置づけについて
事業計画案作成に当たっては、まちづくりデザイン案が目玉の資料になるのでしょうか。
それとも、プラスアルファで何か作成したり準備する感じになるのでしょうか。
<答弁のポイント>
まちづくりデザインの策定において、駅前に必要な施設を含めた鉄道施設整備への協力内容をメインで取りまとめていく考えとのことでした。
都が示す沿線まちづくり具体化の方針・構想の策定とつながっているとの説明でした。
区の答弁(大江戸線延伸推進課長)
答弁の全文を読む
今、私どもで進めておりますまちづくりデザインの策定の検討におきまして、先ほど来お話をしております、駅前に必要な施設も含めて鉄道施設整備への協力の内容を取りまとめていきたいと考えております。
まずはこれがメインとして、都が示しております沿線まちづくりを具体化していくための方針や構想の策定といったものが、まちづくりデザインの策定とつながっているという認識でございます。
質疑のポイントとまとめ
- 大江戸線以外の東京都優先整備路線の進捗状況を尋ねたのに対し、区は東京8号線や南北線延伸、羽田空港アクセス線、多摩都市モノレールなどが既に工事着手しているとのことでした。
- 2040年開業を想定した場合の事業着手から開業までの想定期間を尋ねたのに対し、区は過去の延伸工事(約3.8キロメートル、約5年半)を参考に、今回の約4キロメートルの延伸も同程度の期間が必要とのイメージでした。
- 事業計画案の理想的な作成時期を尋ねたのに対し、区は東京都が時期を明らかにしていないとしつつ、この1~2年で大詰めを迎えるとの認識でした。
- 採算性試算の前提となる一定条件について具体的な数値指標があるか尋ねたのに対し、区は東京都が金額を含めて明らかにしているものはないとの回答でした。
- まちづくりの具体化が事業計画案作成に効果的に作用するか尋ねたのに対し、区は鉄道施設整備協力の具体化が先決であり、総合的に東京都と協議していくとの答弁でした。
- 事業計画案作成におけるまちづくりデザイン案の位置づけを尋ねたのに対し、区はまちづくりデザインの策定がメインとなり、都の沿線まちづくり具体化方針とつながっているとの認識でした。
⇒ 大江戸線延伸について、区長が都知事に早めに交渉するよう要望します。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 何点か教えていただきたいです。 まず、資料1の9ページです。 大江戸線以外の先行している東京都の優先整備路線の状況があると思います。 予定どおり進んでいるとか、遅れているとかという… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 資料1の9ページには、都内で進められていたり、計画をされております鉄道の路線を示してございます。 このうち、既に工事に着手している路線は、①の東京8号線、有楽町線の延伸、④の都心部… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 必ずしも先行しているものが終わらないと着手しないというわけではないとは思います。印象としては、ほかが進んでいてというものが先にあって、それらの後になっている大江戸線がうまく進むよう… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 開業までのスケジュール感でございます。 今後、事業計画案を作成した後は、国との協議など、相手があるところでございますので具体的なところ、一般的なところは申し上げづらいところでありま… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 工期も5~6年を見込まれて、その前の事業化に向けた手続から事業着手についても数年かかるということで、ざっくり10年ぐらいは見ておいた方がいいと考えると、2040年の前にステップがあ… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 東京都で、事業計画案の作成時期について明らかにしているものはございません。 先ほど他の委員にも御答弁させていただきましたが、令和6年度末までの検討で一定条件のもと、収支採算性が確保… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 関連で、6ページに事業計画案の前提として書かれているものがあります。 特に、①の沿線まちづくりの具体化が重要かと思っています。 先ほど来、採算性の前提の中で話が出てきている一定の条… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 一定の条件を仮定した試算でございます。 東京都におきまして、具体的に、金額も含めて、それがどういうものだと明らかにしているものはございません。 一定の条件としております一つとしまし… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 具体的に明示されているクリアすべき条件という感じではないと認識はしました。 とはいえ、ある程度数値的なものの報告、まちづくりの具体化というのは、ある程度よく見せておくことが非常に重… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 繰り返しになりますけれども、試算の条件となっております鉄道施設整備への協力の内容につきまして、しっかり具体化していくことが先決かと考えております。 その中で、どれだけコスト低減に作… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | それらをある程度反映する材料として、オープンハウスを経て作成するまちづくりデザインということになるのかと思います。 事業計画案作成に当たっては、まちづくりデザイン案が目玉の資料にな… |
| 大江戸線延伸推進課長 | 答弁 | 今、私どもで進めておりますまちづくりデザインの策定の検討におきまして、先ほど来お話をしております、駅前に必要な施設も含めて鉄道施設整備への協力の内容を取りまとめていきたいと考えてお… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
会議録は後日公開されます。公開後、この会議の会議録へのリンクを掲載いたします。