議会報告 / まちづくり・交通

まちづくり・交通 氷川台駅周辺のまちづくりについて 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2026年2月26日

氷川台駅周辺のまちづくりについて

予算特別委員会 令和8年2月26日 都市整備費・土木費

令和8年2月26日の予算特別委員会で、放射36号線の整備に伴う氷川台駅周辺のまちづくりについて質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

駅前機能維持のための建物共同化の手法について

放射36号線整備による駅前機能消失への懸念

現在、放射36号線の整備に伴って、沿道整備後の氷川台駅まちづくり計画は喫緊の課題と考えております。

今後、放射36号線の拡幅により現在の道路北側店舗が軒並み撤退することになり、駅前機能が消失してしまう状況を大変憂慮しております。

再開発ビル建設の可能性

氷川台駅は発展著しい、池袋から地下鉄で7分の好立地で、区の東の玄関口として重要拠点駅となるポテンシャルを秘めております。

大泉学園駅や石神井公園駅、練馬春日町駅などのように、商業施設、公共施設が入った再開発ビルの建設なども検討すべきと考えます。

再開発が地権者の合意形成に時間を要することは認識しておりますけれども、駅前機能の維持・整備のためには、再開発をはじめとした共同化が一つの解決策と考えます。

建物共同化の手法や再開発事業の面積基準について

駅前の建物の共同化を進めるに当たって、どういった手法や要件があるのか、また、参考までに再開発事業に係る底地の面積基準などについても教えてください。

<答弁のポイント>

区は令和元年に重点地区まちづくり計画を策定し、駅周辺を拠点に位置づけ商業施設等の立地を促すこととしています。

共同化の代表的手法として市街地再開発事業があり、面積要件は5,000平方メートル以上とのことでした。

総合設計制度など他の手法もあり、いずれも権利者との合意形成や都市計画との整合が重要との説明でした。

区の答弁(東部地域まちづくり課長)

答弁の全文を読む

氷川台駅周辺では、都が事業を進めている放射35号線、36号線の道路整備に合わせたまちづくりを進めるため、区は令和元年に、重点地区まちづくり計画を策定しています。

駅周辺をまちの拠点に位置づけ、生活利便性の向上やにぎわいを創出することとしており、商業施設やサービス施設の立地を促すこととしています。

商業施設などの立地を促すために有効な方法として建物の共同化があります。

複数の土地、建物の権利者が協力して、敷地をまとめて一つの建物を共同で建てることとなります。

代表的な手法として、市街地再開発事業がありますが、面積要件が5,000平方メートル以上となっております

協働化は再開発のほか、建築基準法に基づく総合設計制度の活用など、その敷地の規模や事業の目的などに応じて様々な手法があります。

いずれの手法も、土地建物の権利者との合意形成や、適切な建築計画、事業性など、都市計画等との整合が重要となってきます。

引き続き、地域の皆様とともに駅前のにぎわい創出について、つながるよう精力的に取り組んでまいります。

市街地再開発事業の面積要件

市街地再開発事業の面積要件答弁

5,000平方メートル以上

駅前における建物共同化の検討状況について

容積率緩和と検討の急務性

5,000平米あれば再開発も可能ということで、容積率の緩和がかなり重要になってくると思っております。

共同開発、再開発についてはかなり時間がかかることは承知しております。

いずれにしましても氷川台駅まちづくりの検討や基本コンセプトの作成は急務であると考えております。

氷川台駅前の建物共同化の検討状況について

現在、区で、氷川台駅前における建物の共同化の検討などはどのような状況になっていますか、お聞かせください。

<答弁のポイント>

区は令和4年度に地区計画検討会を立ち上げ、地権者アンケートでは将来の土地利用方針が未定との意見が多く、建物用途の規制誘導策は見送ったとのことでした。

昨年9月のオープンハウスでは駅前のにぎわいについて多くの意見が寄せられ、現在は放射36号線沿道の土地建物調査や所有者ヒアリングを行い、共同化による店舗誘導策を改めて検討しているとの説明でした。

区の答弁(東部地域まちづくり課長)

答弁の全文を読む

区では、令和4年度に地区計画検討会を立ち上げて地区計画策定に向けた検討を進めております。

計画検討を進めていく中で、地区計画による建物の1階部分の用途の規制誘導策について駅周辺の地権者を対象にアンケート調査を実施しましたが、道路整備後の将来の土地利用の方針は共同化を含めて未定であり、現時点で判断することが難しいとの意見が多数あったことから、建物用途の規制誘導策を見送り、昨年9月に開催したオープンハウスで、地域の皆様に地区計画の検討会(案)をお示ししたところです。

しかし、来場した方からは、駅前のにぎわいについて多くの御意見をいただきました。

こうしたことから、区は現在、駅前のにぎわいを創出するため、放射36号線沿道にある土地や建物を調査するとともに、所有者へのヒアリングを実施し、共同化によって沿道に店舗等を誘導する方策について、改めて検討しています

検討状況は、適宜、地域の皆様にまちづくりニュースなどを通じてお知らせすることを考えております。

まちづくりへの区の関与について

アンケートと区民意見の乖離、地元の危機感

地元の方もオープンハウスなどでいろいろと意見を聞いているということですけれども、まちづくりのアウトラインができていないというところもあって、アンケートの回答と区民の方々の思いに、若干の乖離がある気がしております。

共同化の検討を進めているということもあります。

今の商店街の機能がなくなることには地元の方も非常に危機感を持っておられるので、ぜひ進めていただければと思います。

氷川台駅前周辺まちづくり協議会の設立

現在、地元の方々を中心とした氷川台駅前周辺まちづくり協議会が設立されており、昨年末に私も出席してまいりまして、地元の区議会議員、都議会議員が一堂に会して、今後、一丸となってまちづくりを進めていこうという機運が高まっております。

共同化・再開発検討段階での区の助言・関与について

今後、建物共同化や再開発の検討段階で、区に基準や要件手続などを確認する機会が必要となります。

ぜひ、適宜、アドバイス、助言など、必要な関与をお願いしたいと思っております

その辺りの見解をお聞かせいただけますでしょうか。

<答弁のポイント>

区は建物共同化と1階店舗誘導を駅前のにぎわい創出の解決策の一つと考えているとのことでした。

地権者の発意による共同化検討が進む地区にはこれまでも必要な助言・アドバイスを行っており、氷川台駅周辺でも地権者の機運が高まった際には同様に対応するとの説明でした。

区の答弁(東部地域まちづくり課長)

答弁の全文を読む

建物を共同化し、1階部分に店舗等を誘導することは駅前のにぎわいの創出の一つの解決策と考えています。

区内の駅周辺のまちづくりにおいて、地権者の発意により建物の共同化に向けた検討を進めている地区があった際には、これまでも、区は必要な助言・アドバイスを行ってきています

氷川台駅周辺でも、同様に、地権者の共同化への機運が高まった際には、必要な助言・アドバイスを行ってまいります

引き続き、地域の皆様とともに、にぎわい創出に向けたまちづくりを進めてまいります。

区民からの区の関与を求める声を踏まえた協力の要望

区民からも区の関与をぜひお願いしたいという声をいただいておりますので、まちづくりの観点でぜひ御協力いただきたいと要望して終わります。

質疑のポイントとまとめ

  • 駅前の建物共同化の手法や再開発事業の面積基準を尋ねたのに対し、区は市街地再開発事業の面積要件が5,000平方メートル以上であることや、総合設計制度など他の手法もあるとの回答でした。
  • 氷川台駅前における建物共同化の検討状況を尋ねたのに対し、区は地区計画検討会でのアンケート結果を踏まえ規制誘導策を見送り、現在は沿道の土地建物調査やヒアリングを通じて共同化による店舗誘導策を改めて検討しているとの答弁でした。
  • 共同化や再開発の検討段階での区の助言・関与を求めたのに対し、区は地権者の共同化への機運が高まった際には必要な助言・アドバイスを行うとのことでした。

⇒ 氷川台駅前の建物共同化や再開発の検討段階において、区が基準や要件、手続きについて適宜アドバイス・助言など必要な関与を行うことを求めます。

出典・議事録を見る

予算特別委員会 令和8年2月26日 都市整備費・土木費

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 現在、放射36号線の整備に伴って、沿道整備後の氷川台駅まちづくり計画は喫緊の課題と考えております。今後、放射36号線の拡幅により現在の道路北側店舗が軒並み撤退することになり、駅前機…
東部地域まちづくり課長 答弁 氷川台駅周辺では、都が事業を進めている放射35号線、36号線の道路整備に合わせたまちづくりを進めるため、区は令和元年に、重点地区まちづくり計画を策定しています。 駅周辺をまちの拠点…
ももかわ一郎 委員 質問 5,000平米あれば再開発も可能ということで、容積率の緩和がかなり重要になってくると思っております。 共同開発、再開発についてはかなり時間がかかることは承知しております。いずれにし…
東部地域まちづくり課長 答弁 区では、令和4年度に地区計画検討会を立ち上げて地区計画策定に向けた検討を進めております。 計画検討を進めていく中で、地区計画による建物の1階部分の用途の規制誘導策について駅周辺の地…
ももかわ一郎 委員 質問 地元の方もオープンハウスなどでいろいろと意見を聞いているということですけれども、まちづくりのアウトラインができていないというところもあって、アンケートの回答と区民の方々の思いに、若…
東部地域まちづくり課長 答弁 建物を共同化し、1階部分に店舗等を誘導することは駅前のにぎわいの創出の一つの解決策と考えています。 区内の駅周辺のまちづくりにおいて、地権者の発意により建物の共同化に向けた検討を進…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

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