議会報告 / 区政・財政
地方分権改革の提案募集方式について
総合・災害対策等特別委員会 令和7年8月25日
令和7年8月25日の総合・災害対策等特別委員会で、地方分権改革の提案募集方式や自治体システム標準化の財源について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
練馬区からの提案募集方式の活用実績について
国と地方の協議・提案募集方式について
まず、国と地方の協議と言いますか、昔から会議体の存在自体は知っていたのですけれども、地方分権改革に関してどういう感じで実施しているのか。
練馬区は提案募集方式で何か提案をしたことがあるか
何点か御質問です。
御説明の2ページ、取組の推進に当たって、平成26年から自治体から提案していただく方式になった。
今まで、練馬区で何か提案をしたことはあるのでしょうか。
<答弁のポイント>
第5次から第15次までの一括法において、区が意見を挙げて法改正に至ったものはないが、各省庁が関係法令等を改正したものが3件あるとのことでした。
生産緑地指定下限面積の条例委任や、家庭的保育事業者等による連携施設の拡充・確保に関する経過措置期間の延長などが該当し、待機児童対策の観点から国に意見を申し上げたとの説明でした。
区の答弁(企画課長)
答弁の全文を読む
提案募集方式で区が意見を上げたことの有無というお話かと思います。
2ページにございます第5次から第15次までの一括法において、区が意見を挙げて法改正をされたものはないのですけれども、各省庁が関係法令等を改正したものが3件ございます。
生産緑地指定下限面積の条例委任等、また、家庭的保育事業者等による連携施設の拡充、また同様に、家庭的保育事業者等による連携施設の確保についての経過措置期間の延長というものが、区が意見を挙げて整理したものです。
特に、家庭的保育事業者等については、待機児童対策が喫緊の課題である中で、2歳児までの園を卒園した方の3歳児の受皿を確保するために、こうしたものはぜひ必要だということで国に意見を申し上げたものでございます。
システム標準化基金の練馬区分の規模感について
第15次一括法とシステム標準化について
幾つか練馬区の提案が実現されたというのがありました。
全国の市町村があるので、いろいろな意見を出されて、その中である程度精査して、年ごとにいろいろな内容を決めているのかと思っております。
理解しました。
先ほど御説明いただいた今回の第15次の内容の6項目の中で、2番目のシステム標準化が、我々練馬区も関係あるところだと思います。
システム標準化の基金について練馬区分で幾らあるか
システム標準化の基金の規模感とか、全国、オールジャパンで基金を積んでいると思うのですけれども、練馬区分で幾らあるといったところを御説明いただいてもよろしいでしょうか。
<答弁のポイント>
国が拠出する基金は正式には「デジタル基盤改革支援金」で、特定財源としての積立ではなく一般会計からの拠出とのことでした。
各自治体が事業者と契約して生じた歳出に対し、国が交付申請に基づき支出する仕組みで、必ずしも100%交付されているわけではないとの説明でした。
区の答弁(企画課長)
答弁の全文を読む
国の基金と申し上げましたが、正式に申し上げるとデジタル基盤改革支援金と申し上げます。
国が一般会計で拠出しております基金でありますので、特定の原資、特定財源のような積立ではないと理解してございます。
それぞれの自治体が実際に事業者と契約して額が積み上がっていって、国からお話があった標準化でありますから、その歳出に対して国が特定財源として各自治体に支出すべきというところであります。
その原資が、練馬区分で幾ら確保されているというよりか、毎年度、交付申請を上げて、その中で国からお金をいただいているところです。
ただ、100%いただいているかというと、そこの段階まで至っておりません。
そちらについては、国に対してもしっかりと支出するようにと要望を挙げているところでございます。
標準化システム改修費の国費不足と今後の見込みについて
国主導の標準化と財源の前提について
御説明いただいたように、標準化の話は国が主導して進めている話でありまして、当然、財源も国が100%見るというのが前提であるものの、恐らく、同じ時期に一斉に更新されることを想定されて、国もある程度基金を用意しているという立てつけになっていると思っております。
標準化のシステム改修は、ここ数年でそれなりに費用がかかっていると思います。
標準化システム改修で不足による区の持ち出しは発生しているか、今後の不足見込みはあるか
練馬区として、国から補助がされていると思っておりますけれども、今まで不足して持ち出しになっているという現状はあるのでしょうか。
それから、今後の予定かで不足しそうな見込みなどはあるのでしょうか。
<答弁のポイント>
令和6年度時点で整備費に既に5億円を活用しており、補助上限額は30億円と示されているが、この額が100%確保・担保されているものではないとのことでした。
不足分については国に要望を継続しており、標準化に伴う運用経費の増加についても東京都を中心に国へ要望を挙げているとの説明でした。
区の答弁(企画課長)
答弁の全文を読む
不足というか、これは今動いているところでありますので、我々も、最終的な過不足はないように国に申入れをしているところであります。
整備費に関しましては、令和6年度時点で既に5億円を活用していただきながら、補助上限額は30億円と示されています。
ただ、先ほど申し上げたように、この額は100%確保されている、担保されている額ではありません。
その不足分について、引き続き、国に要望しているというのが1点。
また、標準化をすることによって運用経費のコストがかさむといったお話がございまして、東京都を中心に、国に要望を挙げてございます。
財源的には、こうした動きをしっかり行いながら、標準化をしっかりと進めていくという状況でございます。
システム標準化整備費の状況(答弁)
令和6年度時点の活用額答弁
5億円
補助上限額答弁
30億円
システム標準化の費用は上振れする要素しかない
システムの延伸も、現状と国の目標が合っていないところもかなり大きく影響していて、練馬区の場合は早めに延伸を決定したわけであります。
昨今の物価高騰もありまして、システムの構築とか人件費にかかる費用も年々上がってきている状況もあります。
契約をしてみないと分からないところもありますし、場合によっては仕様変更等で契約内容が変わるようなこともあって、基本的に上振れする要素しかないと思っております。
練馬区からも、この基金の活用も含めて、随時、国にしっかりと申入れをして、我々が補填するようなことがないようにしていただきたいと御意見を申し上げて、終わります。
質疑のポイントとまとめ
- 提案募集方式で練馬区が実際に提案をしたことがあるかを尋ねたのに対し、区は区が法改正に至った例はないが、各省庁が改正した関係法令が3件あり、待機児童対策に関する家庭的保育事業者の連携施設の拡充などが該当するとの答弁でした。
- システム標準化の基金について練馬区分の規模を尋ねたのに対し、区は基金は「デジタル基盤改革支援金」であり特定財源の積立ではなく、交付申請に基づき国から支出される仕組みで100%交付されるとは限らないとのことでした。
- 標準化システム改修で区の持ち出しが生じているか、今後の不足見込みを尋ねたのに対し、区は令和6年度時点で5億円を活用し補助上限額は30億円と示されているが、100%確保された額ではなく、不足分や運用経費増加について国や東京都と要望を続けているとの回答でした。
⇒ システム標準化に伴う財源不足について、基金の活用も含め区から国へ随時申入れを行い、区が補填することのないようにすること
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 何点か御質問です。 まず、国と地方の協議と言いますか、昔から会議体の存在自体は知っていたのですけれども、地方分権改革に関してどういう感じで実施しているのか。 御説明の2ページ、取組… |
| 企画課長 | 答弁 | 提案募集方式で区が意見を上げたことの有無というお話かと思います。 2ページにございます第5次から第15次までの一括法において、区が意見を挙げて法改正をされたものはないのですけれども… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 幾つか練馬区の提案が実現されたというのがありました。 全国の市町村があるので、いろいろな意見を出されて、その中である程度精査して、年ごとにいろいろな内容を決めているのかと思っており… |
| 企画課長 | 答弁 | 国の基金と申し上げましたが、正式に申し上げるとデジタル基盤改革支援金と申し上げます。 国が一般会計で拠出しております基金でありますので、特定の原資、特定財源のような積立ではないと理… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 御説明いただいたように、標準化の話は国が主導して進めている話でありまして、当然、財源も国が100%見るというのが前提であるものの、恐らく、同じ時期に一斉に更新されることを想定されて… |
| 企画課長 | 答弁 | 不足というか、これは今動いているところでありますので、我々も、最終的な過不足はないように国に申入れをしているところであります。 整備費に関しましては、令和6年度時点で既に5億円を活… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
会議録の原文は練馬区議会 会議録検索システムでご覧いただけます(上記の会議名と開催日でお探しください)。