議会報告 / 区政・財政

区政・財政 期日前投票の本人確認について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2026年2月19日

期日前投票の本人確認について

予算特別委員会 令和8年2月19日 議会費・総務費

令和8年2月19日の予算特別委員会(議会費・総務費)で、議員は期日前投票における本人確認の運用と、マイナンバーカードを用いた本人確認の導入について質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

身分証を提示しても確認されなかったのは担当者の間違い

期日前投票での実体験

先日の衆議院議員選挙におきまして、期日前投票の本人確認がずさんであるという声がネットを中心に上がっております。

私自身、今回の衆議院選挙において、議会中であったこともあって練馬区の庁舎1階の期日前投票で初めて行いました。

かなり驚いたことがありました。

投票のお知らせ通知の紙を持参していなかったので、宣誓書に鉛筆で住所、氏名、生年月日を記載して投票できたのですけれども、本人確認のために免許証を提示する前提で手に持って受付したのですけれども、窓口では、手に持っているにもかかわらず身分証明書の提示は一切求められませんでした。

確認しない理由の説明が曖昧だった

不審に思いまして、身分証の確認をしなくてよいのですかと聞きますと、生年月日で本人確認をしていますとのことでした。

身分証を提示しているにもかかわらず確認しないのはなぜですかと聞くと、後ろから別の担当者の方が出てきて、身分証の提示がなくても投票を妨げませんと強調するものの、身分証による本人確認の必要性について認識が曖昧で、運用ルールが徹底していないと感じました

選挙のお知らせがない場合の本人確認の運用ルールについて

期日前投票の際に選挙のお知らせ用紙がない場合で、かつ身分証の提示をされた場合の本人確認の運用ルールについてどうなっているか、簡潔に教えてください。

<答弁のポイント>

選挙のお知らせがない場合は宣誓書に記載してもらい、本人確認書類があれば記載内容と併せて確認するのが通常の運用とのことでした。

今回、身分証の提示があったのに確認しなかったのは担当した者の誤りであり、研修やマニュアルで徹底を図るとの説明でした。

区の答弁(選挙管理委員会事務局長)

答弁の全文を読む

期日前投票の際の本人確認の方法、受付の方法になるのですが、選挙のお知らせが届いている場合にはそれを提示していただいて、バーコードで読取りをして照合を行うというやり方になります。

お知らせが届いていない場合や、持っていない場合には、投票所に白紙の宣誓書に書いていただいて、これを基に、本人確認書類をお持ちであれば記載内容と併せて本人確認をするのが通常のやり方になります。

逆に、本人確認書類がない場合でも、住所や生年月日などの記載内容を踏まえて本人確認を行う場合もあります。

この理由としては、公職選挙法で本人確認書類の提示は義務づけられていないため、このような運営となっております。

今、委員のお話があったように、受付で選挙人の方が本人確認書類を提示しているのに、それで確認を行っていないのは、私どもとしても明らかに担当した者の間違いと捉えております

このことにつきましては、研修やマニュアルの中にもはっきりと記載し、説明をし、必ず、選挙人の方が本人確認書類をお持ちの場合には確認してから投票用紙をお渡しするようにと指導してございます。

今回は派遣職員で周知が徹底していなかったようですので、改めてしっかりと取り組んでいきたいと思います

選挙のお知らせを提示
バーコードで読取り・照合
お知らせがない場合は宣誓書に記載
本人確認書類があれば記載内容と併せて確認

マイナンバーカードによる本人確認の導入予定はない

選挙システムムサシの標準化

練馬区では、選挙管理システムムサシを導入されているということで、期日前投票所と、当日の投票所、開票所でも同システムでの運用を行っているとのことでした。

今般の自治体システム標準化におきましても、このムサシのシステム更改を実施すると伺っております。

総務省資料に規定される標準オプション機能

総務省が公表している自治体システム等標準化検討会の資料で、選挙人名簿管理システム標準仕様書1.4版に、マイナンバーカードを用いた投票受付について、マイナンバーカードの利用拡大を見据えた標準オプション機能が規定されているようです。

標準システム更改後のマイナンバーカードによる本人確認の実施予定について

今回は徹底していなかったということで、ルールの確認はよろしくお願いいたします。

練馬区のホームページでも同様に、お知らせを紛失したり、忘れてしまった、届かなかった場合でも、御本人を確認した上で投票できるかどうかを確認しますとあります。

確認は必須と考えますので、ルールの徹底をよろしくお願いいたします。強く要望させていただきます。

練馬区において、今回の標準システム更改後の機能実装に合わせてマイナンバーカードによる本人確認を実施する予定があるのか教えてください

予定がない場合は、やらない理由を併せて教えてください。

<答弁のポイント>

標準化後のシステムではマイナンバーカードリーダーを使った確認が技術的に可能になるとのことでした。

ただし23区でも実際に導入した区はなく、練馬区としても、免許証やパスポートなど他の本人確認書類を網羅できないことを理由に、現行の公職選挙法のもとでは導入を予定していないとの答弁でした。

区の答弁(選挙管理委員会事務局長)

答弁の全文を読む

今、委員からお話がありましたように、標準化によって現在のシステムを移行する形になっております。

移行後のシステムでマイナンバーカードのリーダーを使うことによって確認することは可能な状態となります。

既に23区の中で多くの区が標準化の移行を終えておりまして、選挙も実施していますが、実際に行われた区はないところです。

練馬区といたしましても、現在の公職選挙法に規定のもとで使うことは予定していないということになります

理由としては、マイナンバーカードのほかにも免許証、パスポートなど様々な顔写真入りの本人確認書類があって、それを全部網羅する形にはならないため、そのように考えてございます

技術的な状況

移行後システムでマイナンバーカードリーダーによる確認は可能(答弁)

23区で移行済みの区は多いが、実際に導入した区はない(答弁)

練馬区の対応

現行の公職選挙法のもとでは使用を予定していない(答弁)

免許証・パスポート等他の本人確認書類を網羅できないことが理由(答弁)

マイナンバーカードによる本人確認の実装を強く要望

今回、マイナンバーカードの本人確認が実装されたということもあるので、これを契機に有用と考えますので、お願いしたいと思います。

令和9年1月からの公開ということなので、我々の区議会議員選挙にはマイナンバーカードの受付が実装できるように強く要望いたしまして終わります。

質疑のポイントとまとめ

  • 期日前投票で選挙のお知らせがない場合の本人確認の運用ルールを尋ねたのに対し、区は宣誓書と本人確認書類を併用する通常の運用を説明し、身分証提示があったのに確認しなかったのは担当者の間違いだったと認めました。
  • 標準システム更改後にマイナンバーカードによる本人確認を実施する予定があるか尋ねたのに対し、区は技術的には可能になるものの、他の本人確認書類を網羅できないことを理由に、現行法のもとでは導入を予定していないとの回答でした。

⇒ 期日前投票における本人確認ルールの徹底と、令和9年1月からの制度公開にあわせて区議会議員選挙でのマイナンバーカードによる本人確認の実装を求めます。

出典・議事録を見る

予算特別委員会 令和8年2月19日 議会費・総務費

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 先日の衆議院議員選挙におきまして、期日前投票の本人確認がずさんであるという声がネットを中心に上がっております。 私自身、今回の衆議院選挙において、議会中であったこともあって練馬区の…
選挙管理委員会事務局長 答弁 期日前投票の際の本人確認の方法、受付の方法になるのですが、選挙のお知らせが届いている場合にはそれを提示していただいて、バーコードで読取りをして照合を行うというやり方になります。 お…
ももかわ一郎 委員 質問 今回は徹底していなかったということで、ルールの確認はよろしくお願いいたします。 練馬区のホームページでも同様に、お知らせを紛失したり、忘れてしまった、届かなかった場合でも、御本人を…
選挙管理委員会事務局長 答弁 今、委員からお話がありましたように、標準化によって現在のシステムを移行する形になっております。 移行後のシステムでマイナンバーカードのリーダーを使うことによって確認することは可能な…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

会議録の原文は練馬区議会 会議録検索システムでご覧いただけます(上記の会議名と開催日でお探しください)。