議会報告 / まちづくり・交通
地域公共交通の中間とりまとめについて
交通対策等特別委員会 令和7年4月23日
令和7年4月23日の交通対策等特別委員会で、地域公共交通の中間とりまとめとデマンドタクシー実証実験の結果について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
担い手不足への地域ボランティア活用について
みどりバス減便と交通空白地域の拡大
まず、中間とりまとめですけれども、7ページで今後の課題・着眼点になるかと思います。
先ほどの陳情にも、みどりバスの減便、バス路線の廃止の話がありました。
その結果、新たに交通空白地域になる話もあって、私もそうだと思いながら聞いていました。
結局、特にバスは事業者の状況などに依存してしまうところもあると思います。
新しい公共交通機関の方向性と担い手不足の課題
今後の新しい公共交通機関の在り方ということで、今回のデマンドタクシーとか、マイクロモビリティの導入のような形になっています。
そのこと自体は、そういう方向性であるという認識はあると思います。
特に課題③の担い手不足ですけれども、これは個人的な所感になりますけれども、今後、あまりバス路線の運転手が増えるとか、採算性が上がるというところは、今のところ想定される見込みがない状態です。
ここには書いていなかったので御質問しているのですけれども、例えば、エリアを結構細かく狭い範囲にして、地域ボランティアを活用してグリーンスローモビリティのような、あまりスピードが出ないような電動カートをやっていかないと、正直申し上げて、公共交通機関の不足問題はなかなか解決しないのではないかと思っています。
地域住民を絡めたボランティア活用の視点は検討されたか
事業者任せではなくて担い手確保における、地域住民を絡めたボランティアも活用した視点は、検討の中で出てきていなかったのでしょうか。
<答弁のポイント>
グリーンスローモビリティや地域住民が運行に協力する事例は都内にもあり、区としても他自治体の事例を把握しているとの説明でした。
将来的な自動運転の可能性も踏まえ、持続的な運行・運営に向けた議論がされてきたとのことでした。
区の答弁(交通企画課長)
答弁の全文を読む
今回、委員の御指摘がありましたグリーンスローモビリティ、さらに、地域の方が運転等を含めて運行に協力してくれるという事例は、実際に都内でもございます。
今回、課題③の担い手につきましては、当然、区の負担の在り方も考えていかないといけませんので、持続的な運行をする上でも、そういった他の自治体の事例なども当然把握してございます。
さらには、この中で話題として出ているのは、将来的な自動運転の可能性も踏まえて、持続的な運行、運営に向けての議論はされてきていると認識してございます。
共助やボランティアを含む表現への見直しの要望とデマンドタクシー利用実績の内訳について
自動運転実現までの期間認識と表現への要望
検討の段階で、当然、念頭にはあるということです。
今、自動運転という話があったのですけれども、将来的なことは分かりませんけれども、目先5年、10年で実現する状況ではないという認識なので、書き方は難しいですけれども、共助とか、地域のボランティアを活用といった、含みを持たせた表現にした方が、もう少し方向性がきちんと出るのではないか。
この形にすると、先ほどの絵を見ても、あまり未来の絵という感じがしないというか、何が変わったのだろうという感じがします。
絵はともかくとして、今の状況から空白地域を筆頭にするバスの減便も含めて、困っている住民の方から、どうにかしてほしいという声はかなりいただいています。
今のバス会社とかタクシー会社に依存する点ももちろん充実していく必要はあるのですけれども、違った、いろいろなバリエーションを持った形で公共交通を考えていると分かるような記載にしていただけるとありがたいという、これは要望でございました。
デマンドタクシー利用者の内訳
もう1点、デマンドタクシーの結果でございます。
御報告いただいている裏の2ページで、利用者のところです。
内訳を見ますと、イメージ的には恐らく足の確保ということなので、もう少し高齢者の方が多いのかと想定していました。
70歳以下の大人の方で、特に足がなくて移動が困っているという感じよりも、便利なのでちょっとした足として使いましたという結果になっています。
デマンドタクシーの子どもの内訳について
あと、子どもとあるのは、大人が子ども連れで乗ったということですか。
<答弁のポイント>
未就学児14%は大人と一緒に乗っていると想像しているとの説明でした。
子どもの定義は小学生であり、一人で乗っているか親と一緒かは詳細分析をしないと分からないとのことでした。
区の答弁(交通企画課長)
答弁の全文を読む
詳細は、これから分析ですけれども、薄い水色の14%の未就学児は、恐らく大人の方と一緒に乗っていると想像してございます。
子どもの定義は小学生ですので、一人で乗っているか、親と一緒に乗っているかというところは、詳細を分析しないと分かりかねるところでございます。
デマンドタクシー利用者の内訳
未就学児答弁
14%
薄い水色
高齢者や障害者に限定したシルバー型実証実験の要望について
デマンドタクシー本来の狙いと利用実態のずれ
特に利用を制限していないので、普通に移動できる人も、急いでいるので使いましたという使われ方だと思います。
もちろん、そういうところで、意義がないとは言いませんけれども、そもそもが、どちらかというと足が悪くてとか、普通の公共機関で駅まで行けないという高齢者の方にこういったサービスがあるといいのではないかというのが主な狙いだったと思います。
今後の実証実験の対象を限定してはどうか
今後も、できれば実証実験を続けていただくことを希望します。
この結果を基に、全年齢で誰でもオーケーという感じでいくのか、例えば今後複数回で実証をやるのであれば、高齢の方なり障害をお持ちの方に限定したシルバー型のような形を1回やってみてもいいのではないかと要望して、終わります。
質疑のポイントとまとめ
- バス路線の減便や担い手不足を背景に、地域住民のボランティアを活用する視点が検討されていたかを尋ねたのに対し、区はグリーンスローモビリティなど都内の協力事例を把握しており、自動運転も含め持続的運行の議論を続けているとのことでした。
- 自動運転の実現には時間がかかるとして共助やボランティアを含む表現への見直しを要望するとともに、デマンドタクシー利用者に占める子どもの内訳を尋ねたのに対し、区は未就学児14%は大人同伴と想像されるが詳細は分析中との回答でした。
- 利用制限がなく誰でも使える点を踏まえ、高齢者や障害者に限定したシルバー型の実証実験を今後行ってはどうかと要望しましたが、具体的な回答は示されませんでした。
⇒ 担い手確保にあたり地域ボランティアを活用する視点を含みを持たせた表現で記載すること、また今後の実証実験では高齢者や障害者に限定したシルバー型の形も検討すること
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | まず、中間とりまとめですけれども、7ページで今後の課題・着眼点になるかと思います。 先ほどの陳情にも、みどりバスの減便、バス路線の廃止の話がありました。その結果、新たに交通空白地域… |
| 交通企画課長 | 答弁 | 今回、委員の御指摘がありましたグリーンスローモビリティ、さらに、地域の方が運転等を含めて運行に協力してくれるという事例は、実際に都内でもございます。 今回、課題③の担い手につきまし… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 検討の段階で、当然、念頭にはあるということです。 今、自動運転という話があったのですけれども、将来的なことは分かりませんけれども、目先5年、10年で実現する状況ではないという認識な… |
| 交通企画課長 | 答弁 | 詳細は、これから分析ですけれども、薄い水色の14%の未就学児は、恐らく大人の方と一緒に乗っていると想像してございます。 子どもの定義は小学生ですので、一人で乗っているか、親と一緒に… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 特に利用を制限していないので、普通に移動できる人も、急いでいるので使いましたという使われ方だと思います。 もちろん、そういうところで、意義がないとは言いませんけれども、そもそもが、… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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