議会報告 / 外国人・多文化共生
外国人児童への日本語指導について
決算特別委員会 令和7年9月26日 教育費
令和7年9月26日の決算特別委員会(教育費)で、外国人児童向けの日本語指導講師派遣事業について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
外国人児童の国籍別内訳と親の在留資格の把握について
延べ548人への日本語指導講師派遣事業
こちらは、延べ548人の外国人児童向けの日本語指導講師派遣についての費用と認識しております。
現状の日本語指導は、日本に来たばかりの子どもに最低限必要な日本語の日常会話を教えているという状態のようです。
外国人移住者の2つのパターンについての認識
今の日本に移住している外国人の親の種類としましては、例えば中国人富裕層に代表される国内情勢が不安、日本は物価が安い、移住のハードルが極めて低い、公共サービスが充実しているということで日本の不動産を買って暮らしている投資移住型ロングステイ層か、安い労働力を求める日本の移民政策に乗って、よく分からず現地の送り出し機関を通じて日本にやってきて資格を取って家族を連れて移住したいという出稼ぎ型のロングステイ型の2パターンだと思っております。
いずれにしても、日本の開放的な移民政策に乗って経済的合理性のみを追求して来日している方が大半でありまして、日本文化やコミュニティへの帰属意識が低くて、日本という特殊で閉鎖的なコミュニティで日本語も話せず孤立するという、親にとっても子どもにとっても日本にとっても好ましくないパターンが容易に想像できます。
外国人児童の国籍別内訳と在留資格の把握状況について
直近の区立学校の外国人児童の国籍別の内訳について、上位3位と割合をそれぞれ教えてください。
また、学校側は、外国人児童の親の在留資格について把握しているかについても、併せて教えてください。
<答弁のポイント>
外国籍の児童・生徒は国籍が多岐にわたるが、中国籍が約58%、韓国籍が約12%、ネパール国籍が約8%で、この3か国で約8割を占めるとの答弁でした。
就学に在留資格は必須の条件ではないが、本人確認として在留資格等の確認は行っているとのことでした。
区の答弁(学務課長)
答弁の全文を読む
現在の外国籍の児童・生徒について、国籍は多岐にわたるところでございますが、中国、韓国、ネパールの占める割合が高くなってございます。
内訳でございますが、中国籍でございますと約58%、韓国籍ですと約12%、ネパール国籍ですと約8%、以上の3か国で約8割を占めるところでございます。
また、続いて、就学に当たっての在留資格についてお答えいたします。
就学を行う手続上では、特段、在留資格は必須の条件となっておるものではございません。
ただ、私どもの手続を行うに当たって、本人確認として在留資格等の確認は行ってございます。
区立学校の外国籍児童・生徒の国籍別割合
中国籍答弁
58%
韓国籍答弁
12%
ネパール国籍答弁
8%
外国人児童向け日本語指導講師派遣質問
延べ548人
現場の判断で日本語指導の実施可否を決められるかについて
在留資格を確認した理由
中国籍の方が半分以上で、先ほど述べたように比較的所得のある投資移住方のロングステイの方なのかと思っております。
在留資格の把握の有無を聞いたのは、親の属性を知るというのは非常に大事なことかと思っております。
日本永住の有無ですとか、子どもに対する親の意向ですとか、親が自力で子どもへ日本語教育ができる環境なのかどうかが在留資格である程度確認できるのかと思ってお聞きした次第でございます。
日本語指導の実施可否は現場の判断でできるのかについて
続いて、質問です。日本語の日常会話は、原則、入学前に親の負担でやっていただくのがいいと思っています。
現状の制度上、外国人児童へ日本語指導をやる、やらないというのは現場の判断でできるものなのか教えてください。
<答弁のポイント>
日本語指導は、まず保護者からの要望が第一であり、その次に学校の必要に応じて保護者の判断を得た上で、教育委員会への連絡を経て実施しているとの答弁でした。
区の答弁(教育指導課長)
答弁の全文を読む
日本語指導については、まずは保護者からの要望が一番です。
その次に、学校の必要に応じて保護者の判断をいただき、教育委員会に御連絡をいただいた上で日本語指導を行っているという現状でございます。
行政としてできる範囲を絞って必要な支援ができる体制を取るべき
他区の日本語指導教室の事例
他区では、外国人比率の高い学校で、別途、日本語指導教室を開設しているという事例もあるようです。
区としては、経費と現場の負担というのも慎重に考えないといけないと思っております。
親の意向確認と個別目標設定の必要性
将来的に、日本語話者として日本に永住するつもりなのか、状況なのかということを、事前に親の意向を確認することも必要ですし、子どもに対する日本語指導というのもどこまでを目標にやるのかというのは個別に明確にすべきと考えております。
日本語指導の目標や範囲を個別に明確化すべきかについて
子どもたちに提供する日本語指導時間は長ければいいという安易な発想ではなくて、行政としてできる範囲をある程度絞って必要な支援ができるような体制を取るべきと考えますけれども、見解をお伺いいたします。
<答弁のポイント>
日本語指導が必要な児童・生徒への支援は、学習の基盤を築き学校生活への適応を支える重要な取組であり、言語の壁を越えることで自己表現や人間関係の構築が可能となり、学びへの意欲や自信を育むものと考えているとの答弁でした。
教育委員会としては、多文化共生社会の実現につながる意味深い取組であるとのことでした。
区の答弁(教育指導課長)
答弁の全文を読む
日本語指導が必要な児童・生徒に対する指導につきましては、当該児童・生徒の学習の基盤を築き、学校生活への適応を支える重要な支援であり、言語の壁を越えることで自己表現や人間関係の構築が可能となり、学びへの意欲や自信を育むものと考えております。
教育委員会としては、多文化共生社会の実現につながる意味深い取組であると考えてございます。
質疑のポイントとまとめ
- 外国人児童の国籍別内訳と親の在留資格の把握状況を尋ねたのに対し、区は中国籍約58%、韓国籍約12%、ネパール国籍約8%で3か国が約8割を占め、在留資格は必須ではないが本人確認として確認しているとのことでした。
- 日本語指導の実施可否が現場の判断でできるかを尋ねたのに対し、区は保護者からの要望を第一に、学校の必要に応じて保護者の判断と教育委員会への連絡を経て実施しているとの回答でした。
- 行政としてできる範囲を絞って必要な支援ができる体制を取るべきと質したのに対し、区は日本語指導を学びへの意欲や自信を育み多文化共生社会の実現につながる重要な取組と考えているとの答弁でした。
⇒ 日本語指導の目標や範囲を個別に明確にし、行政としてできる範囲を絞って必要な支援ができる体制を取ることを求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | こちらは、延べ548人の外国人児童向けの日本語指導講師派遣についての費用と認識しております。 現状の日本語指導は、日本に来たばかりの子どもに最低限必要な日本語の日常会話を教えている… |
| 学務課長 | 答弁 | 現在の外国籍の児童・生徒について、国籍は多岐にわたるところでございますが、中国、韓国、ネパールの占める割合が高くなってございます。 内訳でございますが、中国籍でございますと約58%… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 中国籍の方が半分以上で、先ほど述べたように比較的所得のある投資移住方のロングステイの方なのかと思っております。 在留資格の把握の有無を聞いたのは、親の属性を知るというのは非常に大事… |
| 教育指導課長 | 答弁 | 日本語指導については、まずは保護者からの要望が一番です。その次に、学校の必要に応じて保護者の判断をいただき、教育委員会に御連絡をいただいた上で日本語指導を行っているという現状でござ… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 他区では、外国人比率の高い学校で、別途、日本語指導教室を開設しているという事例もあるようです。区としては、経費と現場の負担というのも慎重に考えないといけないと思っております。 将来… |
| 教育指導課長 | 答弁 | 日本語指導が必要な児童・生徒に対する指導につきましては、当該児童・生徒の学習の基盤を築き、学校生活への適応を支える重要な支援であり、言語の壁を越えることで自己表現や人間関係の構築が… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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