議会報告 / 医療・福祉
新型コロナワクチン接種会場設営等委託料について
決算特別委員会 令和5年9月26日 保健福祉費介護保険会計
令和5年9月26日の決算特別委員会で、新型コロナワクチン接種にかかる会場設営等業務委託料や印刷封入等委託料について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
接種会場設営等業務委託料37億円の内訳について
委託料の内訳、委託先、会場数、スタッフ配置について
まず、接種会場設営等業務委託料37億円となっておりますけれども、この内訳、委託先ですとか、接種会場数、それからスタッフ配置の数など、概要を教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
集団接種会場の運営及びワクチン管理等の配送業務委託料が約30億円、医師など派遣の委託料が7億円で、運営・配送はTSP太陽、医師派遣はヴァンテージクリニックとウェルネストクリニックに委託しているとの答弁でした。
令和4年度の集団接種会場は13会場で、1会場あたり医師2人、看護師6人、受付・誘導等スタッフ30人程度の配置とのことでした。
区の答弁(住民接種担当課長)
答弁の全文を読む
まず積算の内訳でございます。
こちらは、集団接種会場の運営及びワクチン管理等の配送業務委託料として約30億円になっております。
また、集団接種会場への医師など派遣の委託料として7億円でございます。
さきに申し上げた運営と配送業務については、TSP太陽という事業者に委託してございます。
また、医師の派遣手配でございますが、ヴァンテージクリニックと、あと、乳幼児接種等を行う場合は、ウェルネストクリニックに、それぞれ委託をしてございます。
また集団接種会場数と1会場当たりの配置のスタッフ数でございますが、令和4年度の集団接種会場につきましては、13会場で行いました。
スタッフの配置は、会場の大きさとか、施設の場所などによって異なるのですが、医師が2人、看護師が6人、あと、受付、誘導等を行うスタッフが30人程度といった形で1会場を運営しているというのが基本的な配置になってございます。
接種会場設営等業務委託料の内訳
運営・配送業務委託料答弁
30億円
医師派遣委託料答弁
7億円
集団接種会場数(令和4年度)答弁
13会場
1会場の受付・誘導等スタッフ答弁
30人
業者選定の経緯について
会場設営・ワクチン配送業務の事業者選定経緯について
会場設営費とワクチンの管理、配送業務で30億ほどということで、かなり額が大きいのですけども、先ほどの業者に選定した経緯などを教えていただけますか。
<答弁のポイント>
国からワクチン接種の迅速な実施要請と随意契約が可能な通知があり、区は前川区長自ら首相官邸と交渉するなど国との協議と練馬区医師会の協力で練馬区モデルを構築したとの答弁でした。
集団接種の運営と診療所へのワクチン小分け配送について複数事業者に照会したところ、現在の受託事業者のみが対応可能との回答だったため契約したとのことでした。
区の答弁(住民接種担当課長)
答弁の全文を読む
こちらの事業者を設定した経緯では、まず、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、国ではワクチン接種を迅速かつ的確に進めることを自治体に求めました。
また、ワクチン接種に必要な契約については、緊急の必要によりまして随意契約できるという通知も併せて発出したところです。
区としましては、70万区民に迅速かつ的確な接種を現実的に行うために、前川区長自ら、首相官邸と直接交渉するなど国との協議と、練馬区医師会の協力を得まして、全国自治体の標準となりました接種体制、練馬区モデルを構築いたしました。
この練馬区モデルを実施するに当たっては、集団接種の運営と診療所へのワクチンの小分け配送の確実な実施が必要になってまいります。
この部分について、複数事業者に受託の可否を照会しましたところ、現在の受託事業者のみが可能という回答になりまして、契約をしたところでございます。
また、現在の事業者との契約を継続する際には、契約所管とも相談しながら、仕様の精査、比較を行いまして、金額の妥当性について確認してきているところでございます。
業者選定までの経緯
37億円という額は通常の随意契約でやるにはかなり大きい
随意契約額の大きさへの懸念
37億円という額は、通常の随意契約でやるにはかなり大きいと認識しております。
こういった補助事業に関しても、後々、会計検査院等から指摘を受けるということはよくありますので、選定理由については精査して説明できるようにしていただければと思います。
印刷封入等委託料のうち新型コロナ関連費用と接種券一斉送付の事例について
続けて質問ですけれども、印刷封入等委託料ということで1億1千万円ほどあります。
これに関して、このうち、新型コロナに関する費用はお幾らかというところと、あと、今回のように接種券と案内を一斉に送るというのが他にあるかどうか教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
印刷委託料は令和4年度に発送した接種券92万通と接種勧奨チラシの配送分で約1億円との答弁でした。
他の接種でも助成対象者や定期接種対象者には予診票等を送っているとのことでした。
区の答弁(住民接種担当課長)
答弁の全文を読む
印刷委託料でございますが、令和4年度に発送した接種券の92万通と、あと、接種勧奨のチラシを配送するというところで行ったもので、金額にして約1億円という委託料になってございます。
また、他の接種でも助成の対象者、また、定期接種の対象者には予診票等を送っているという状況でございます。
印刷封入等委託料の内訳
印刷封入等委託料質問
1億1千万円
接種券発送数答弁
92万通
コロナ関連印刷委託料答弁
1億円
今後は他の定期接種と同様、一斉送付はやめた方がいい
今回の新型コロナのワクチンの定期接種に関しては、かなりイレギュラーな対応ということが分かりました。
現在、流行しているウイルスですけど、XBB型の秋接種のワクチンから、既に、EG.5というところで変異が行われております。
以前と比べて重症化のリスクもかなり低いということもありまして、今後のワクチンの接種に関しましては、2類から5類に移行したということも踏まえまして、今後は他の定期接種と同様の形で一斉送付はやめた方がいいかと思っております。
以上です。
質疑のポイントとまとめ
- 接種会場設営等業務委託料37億円の内訳、委託先、会場数、スタッフ配置を尋ねたのに対し、区は運営・配送業務約30億円をTSP太陽に、医師派遣7億円をヴァンテージクリニック等に委託し、13会場で医師2人・看護師6人・スタッフ30人程度の配置との回答でした。
- 事業者選定の経緯を尋ねたのに対し、区は国の要請を受けた練馬区モデルの構築経緯を説明し、複数事業者への照会の結果、現在の事業者のみが対応可能だったため契約したとの答弁でした。
- 37億円という随意契約額の大きさを指摘し、印刷封入等委託料のうち新型コロナ関連費用と接種券一斉送付の他事例の有無を尋ねたのに対し、区は印刷委託料約1億円は接種券92万通等の発送分であり、他の定期接種でも予診票等を送付しているとのことでした。
⇒ 選定理由について精査して説明できるようにすること、また今後のワクチン接種では他の定期接種と同様に一斉送付をやめること
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | まず、接種会場設営等業務委託料37億円となっておりますけれども、この内訳、委託先ですとか、接種会場数、それからスタッフ配置の数など、概要を教えていただければと思います。… |
| 住民接種担当課長 | 答弁 | まず積算の内訳でございます。 こちらは、集団接種会場の運営及びワクチン管理等の配送業務委託料として約30億円になっております。 また、集団接種会場への医師など派遣の委託料として7億… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 会場設営費とワクチンの管理、配送業務で30億ほどということで、かなり額が大きいのですけども、先ほどの業者に選定した経緯などを教えていただけますか。… |
| 住民接種担当課長 | 答弁 | こちらの事業者を設定した経緯では、まず、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、国ではワクチン接種を迅速かつ的確に進めることを自治体に求めました。 また、ワクチン接種に必要な契約… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 37億円という額は、通常の随意契約でやるにはかなり大きいと認識しております。 こういった補助事業に関しても、後々、会計検査院等から指摘を受けるということはよくありますので、選定理由… |
| 住民接種担当課長 | 答弁 | 印刷委託料でございますが、令和4年度に発送した接種券の92万通と、あと、接種勧奨のチラシを配送するというところで行ったもので、金額にして約1億円という委託料になってございます。 ま… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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