議会報告 / 医療・福祉

医療・福祉 マイナ保険証と国保の給付費・保険料について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2023年9月22日

マイナ保険証と国保の給付費・保険料について

決算特別委員会 令和5年9月22日 区民費・地域文化費他

令和5年9月22日の決算特別委員会(区民費・地域文化費他)で、議員がオンライン資格確認システムの運用状況と、来年秋の保険証義務化に向けた準備状況、国保の給付費・保険料の推移について質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

資格情報の登録・更新の運用について

現在、練馬区では、資格情報を確認するオンライン資格確認システムで、被保険者の資格情報を管理されていると思います。

資格登録・更新の現状の運用について

資格登録、更新の頻度など、現状の運用について簡単にお聞かせいただければと思います。

<答弁のポイント>

国保加入後は概ね当日に区の国保システムに入力し、通常3営業日後には医療機関等でマイナ保険証による国保の資格確認ができているとのことでした。

区の答弁(国保年金課長)

答弁の全文を読む

国民健康保険に加入された後は、概ね当日に区の国保システムに入力し、通常3営業日後に、医療機関等でマイナ保険証による国保の資格確認ができている状況でございます

迅速かつ正確な登録を行っております。

来年秋の保険証義務化に向けた準備状況について

来年秋からの保険証義務化については、現状よりも、さらに即時の資格更新、システムの登録が必要になってくるかと思います。

義務化に向けた準備状況や課題について

現状の準備状況や、課題などがございましたら、お願いいたします。

<答弁のポイント>

資格確認書の交付事務については、有効期限の延長や職権交付を可能とするなど、国において各保険者の実態を踏まえた制度設計の見直しが進められており、順調に推移しているとのことでした。

区の答弁(国保年金課長)

答弁の全文を読む

資格確認書の交付事務につきましては、有効期限の延長や職権交付を可能とするなど、国において、各保険者の実態を踏まえた制度設計の見直しが進められておりまして、順調に推移していると思っております

社保側の登録遅れと医療機関側の準備の遅れについて

社保・共済組合側の登録の遅れ

ただ、昨今のマイナ保険証が使えないという問題は、実態を見ますと、システム上の不具合等も一部ありますが、どちらかというと、その他の要素が大きくて、例えばユーザーの方がマイナンバーカードで保険証を利用するに当たっては、利用登録という手続が必要になります。

練馬区の国保は問題ないとありましたけれども、特に社保側です。健保組合や共済組合の登録が遅れがちという現状があります。

医療機関側の受入準備の状況

それから、実際に受入れ側である医療機関側の準備も、実は医療機関側で補助金が出て、顔認証付カードリーダーや、またオンライン資格確認の端末を置いているという現状があります。

実は毎月、厚労省で発表されているデータですけれども、オンライン資格確認システムと顔認証付カードリーダーの運用開始状況を都道府県別にまとめている統計が出ております。

東京都の9月10日時点の直近の数字ですけれども、病院で運用されていて、受入準備ができているところは、病院で86%、診療所で74%、歯科で71%ということで、医療機関が多いということもあって、東京都が全国で一番遅れている状況です

要するに、医療機関側の準備が、まだ完璧にできていないところもあります。

義務化後に予想される混乱への懸念

義務化から1年切って、来年の秋に始まりますと、ほかの社保側の被保険者の問合せなどが練馬区に集中するということで、混乱が予想されます。

資格確認書の交付も含めて、医療機関側の準備、あるいは、その辺の柔軟な対応ができるような形で周知徹底をお願いしたいということを申し上げて、次の質問にまいりたいと思います。

国保の一人当たり給付費・保険料・保険料割合の直近の数字について

準備も問題ないということで、安心しております。2点目です。

直近の国保の給付費、保険料などについて、一人当たりの給付費、保険料の直近の金額、あるいは課税所得に占める保険料の割合などについて、直近の数字をお聞かせいただきたいと思います。

<答弁のポイント>

令和4年度の一人当たり給付費は30万6,272円、保険料額は13万1,813円とのことでした。

旧ただし書所得に対する保険料の割合は、令和3年度10.3%、令和4年度9.7%と下がっているとのことでした。

区の答弁(国保年金課長)

答弁の全文を読む

国保の一人当たりの給付費と保険料については、令和4年度の給付費は一人当たり30万6,272円、保険料額は13万1,813円

また、所得に関しましては、旧ただし書所得に対しまして、保険料の割合は、令和3年度は10.3%、令和4年度は9.7%と下がっている状況でございます

国保の一人当たり給付費・保険料等

令和4年度 一人当たり給付費答弁

306,272

令和4年度 一人当たり保険料額答弁

131,813

令和3年度 保険料割合(旧ただし書所得比)答弁

10.3

令和4年度 保険料割合(旧ただし書所得比)答弁

9.7

東京都 病院の受入準備完了率(9月10日時点)質問

86

東京都 診療所の受入準備完了率(9月10日時点)質問

74

東京都 歯科の受入準備完了率(9月10日時点)質問

71

給付費・保険料とも過去5年で2割近く増加、食育による医療費抑制を求める

過去5年の推移ということで、事前に数字をいただいておりまして、過去5年で、給付費、保険料とも2割近く増えているという実態があります。

我々、国保後期の保険者としては、医療費の抑制を勘案しないといけないと思っておりますが、現状は、今申し上げたように一人当たりの給付費も保険料も伸びているということで、かなり住民の方々の負担感も増えているところもあります。

医療費の削減については、保健事業、特に食事指導が今後は重要になってくると思います。

データヘルス計画では、あまり食事指導には触れていないのですが、これは大人も含めて、小さいうちから食育ということで、栄養学や食事の教育を進め、健康増進を進めていくことが医療費の抑制につながると思います。

保険者としても、医療費削減を念頭に置いて、進めていただきたいと思います。

私からは以上になります。

質疑のポイントとまとめ

  • 資格登録・更新の現状の運用について尋ねたのに対し、区は概ね当日入力・3営業日後には資格確認ができているとの答弁でした。
  • 来年秋の保険証義務化に向けた準備状況や課題を尋ねたのに対し、区は国の制度設計見直しが進められ順調に推移しているとのことでした。
  • 社保側の登録の遅れや東京都の医療機関側の受入準備の遅れ(病院86%、診療所74%、歯科71%)を指摘し、義務化後の混乱への懸念を示すとともに、国保の一人当たり給付費・保険料・保険料割合の直近の数字を尋ねました。区は令和4年度の給付費30万6,272円、保険料13万1,813円、保険料割合は令和3年度10.3%から令和4年度9.7%に下がっているとの回答でした。

⇒ 資格確認書の交付や医療機関側の受入準備について、柔軟な対応ができるよう周知徹底を行うことを求めます。

出典・議事録を見る

決算特別委員会 令和5年9月22日 区民費・地域文化費他

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 現在、練馬区では、資格情報を確認するオンライン資格確認システムで、被保険者の資格情報を管理されていると思います。 資格登録、更新の頻度など、現状の運用について簡単にお聞かせいただけ…
国保年金課長 答弁 国民健康保険に加入された後は、概ね当日に区の国保システムに入力し、通常3営業日後に、医療機関等でマイナ保険証による国保の資格確認ができている状況でございます。迅速かつ正確な登録を行…
ももかわ一郎 委員 質問 来年秋からの保険証義務化については、現状よりも、さらに即時の資格更新、システムの登録が必要になってくるかと思います。 現状の準備状況や、課題などがございましたら、お願いいたします。…
国保年金課長 答弁 資格確認書の交付事務につきましては、有効期限の延長や職権交付を可能とするなど、国において、各保険者の実態を踏まえた制度設計の見直しが進められておりまして、順調に推移していると思って…
ももかわ一郎 委員 質問 準備も問題ないということで、安心しております。 ただ、昨今のマイナ保険証が使えないという問題は、実態を見ますと、システム上の不具合等も一部ありますが、どちらかというと、その他の要素…
国保年金課長 答弁 国保の一人当たりの給付費と保険料については、令和4年度の給付費は一人当たり30万6,272円、保険料額は13万1,813円。 また、所得に関しましては、旧ただし書所得に対しまして、…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

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