議会報告 / 医療・福祉
帯状疱疹ワクチン助成費の急増について
予算特別委員会 令和5年10月6日 補正予算質疑・採決・委員長報告
令和5年10月6日の予算特別委員会で、帯状疱疹任意予防接種事業の補正予算について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
接種実績が当初見込みを大きく上回ったことについて
当初見込みと実績の乖離について
当初予算時点の接種対象数の見込みと、現在の実績数の見込み数を教えてください。
今回、かなり高額な補正となっておりますけれども、なぜここまで解離が生じているのかという見解も、併せて教えてください。
<答弁のポイント>
令和5年度7月末までの接種件数は約3万1千件で、当初は対象者約33万人のうち約1%の3,300件と見込んでいたとのことです。
今年度は実績から約7万4千件と見込んでおり、予診票の個別発送等の事業周知により接種率が著しく向上したことが乖離の理由との答弁でした。
区の答弁(保健予防課長)
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まず、令和5年度7月末までの接種件数は約3万1千件。
当初の見込みは、対象者約33万人のうち、約1%の3,300件と見込んでおりました。
それから、今年度でございますけれども、これまでの実績から約7万4千件と見込んでおります。
それから、積算が解離した理由でございますけれども、令和5年度より開始いたしました帯状疱疹任意予防接種事業につきましては、予診票の個別発送等の事業周知によりまして、区民の接種意欲が向上したことから、接種率が著しく向上し、委託料等の年間見込み額が当初予算の積算より大幅に増える見込みとなっております。
帯状疱疹ワクチン接種件数の当初見込みと実績見込みの比較
当初見込み
3,300件(対象者約33万人の約1%)
実績見込み(令和5年度)
約7万4千件
帯状疱疹が助成対象に追加された経緯について
助成対象追加の理由と経緯について
練馬区において、今回、令和5年度に帯状疱疹が助成対象に追加された理由と経緯を教えてください。
<答弁のポイント>
帯状疱疹ワクチンは国において定期接種化が検討されているワクチンであり、都は令和5年度から接種費の個人負担軽減のため市区町村への補助事業を開始したとのことです。
区は区民の健康を守るため、費用の2分の1程度を助成し接種を促進しているとの答弁でした。
区の答弁(保健予防課長)
答弁の全文を読む
帯状疱疹ワクチンにつきましては、国において、広く接種を促進することが望ましい定期接種化が検討されているワクチンです。
都は令和5年度から、帯状疱疹ワクチンの接種費の個人負担軽減のため、助成する市区町村への補助事業を開始いたしました。
区は、区民の健康を守るため、費用の2分の1程度を助成し、接種を促進しております。
予防給付ではなく保険給付を優先すべきであり、財政規律としても問題が大きい
帯状疱疹ワクチン補正予算の規模について
今回の帯状疱疹ワクチンですが、対象者数が50歳以上で33万人と多くて、現在9%程度の接種とのことです。
当初予算の4千万円余から、今回補正を追加して7億円超となっております。
既に、高齢者向けのインフルエンザワクチンの令和4年度実績の5億9千万円をはるかに超えているという状況です。
これほどの金額を区の財源で負担するのは費用対効果の観点からいかがなものかと疑問を持っております。
予防接種が保険給付の対象となっていない理由について
そもそも、なぜ予防接種事業が、国保や後期高齢者医療制度の保険給付の対象となっていないのかというのを考える必要があります。
予防接種や健診事業などは健康状態の維持や改善を目的とする行為であるため、本来、自費負担とすることが原則でありまして、公的な保険給付になじまないということで地方単独事業としているというのが実態です。
予防給付より保険給付を優先すべきとの考えについて
今後、予防を目的とした様々なワクチンが開発されてくると思いますけれども、区としては、予防給付ではなくて保険給付を最優先に考慮すべきであります。
安易に新しいワクチンを助成対象とすることは、今回のように不確定な支出が増大することになりまして、財政規律としても問題が大きいと考えております。
予防接種事業に注力するのは、国保や後期高齢者医療制度といった世界に冠たる皆保険制度の保険運営主体としても望ましくないと考えております。
また、給付と負担の均衡の原則からすれば、対象から外れる人、接種の必要がない人に費用の一部を負担させるという不公平な施策であると考えております。
今後の助成対象追加への要望について
今後、助成対象の任意接種の継続追加に関しましては、区の財政状況も踏まえて、何を優先すべきかを十分御議論の上、御検討いただくように要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。
指定管理者数と委託先事業者数について
指定管理者数と委託先事業者数は何か所あるのか。また、経費のざっくりとした内訳などを教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
スポーツ施設については、17の施設を六つの指定管理者が管理しているとのことです。
指定管理経費の内訳は、17施設平均で人件費が3割、施設の維持管理費が4割、光熱水費2割、その他の経費1割で構成されているとの説明でした。
区の答弁(スポーツ振興課長)
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まず、指定管理者が管理するスポーツ施設数と指定管理者数ですが、17の施設を六つの指定管理者が管理しております。
指定管理費経費の内訳ですけれども、17施設を平均いたしますと、概ね人件費が3割、施設の維持管理費が4割、光熱水費2割、その他の経費1割で構成されております。
帯状疱疹ワクチン助成費とインフルエンザワクチン助成費の比較
帯状疱疹ワクチン当初予算質問
4千万円
帯状疱疹ワクチン補正後質問
7億円超
高齢者向けインフルエンザワクチン令和4年度実績質問
5億9千万円
体育館トレーニングルームの施設数と設備について
トレーニングルームの施設数・台数・収容人数について
現在の合計した体育館のトレーニングルームの施設数と台数、それから収容人数などを聞かせいただければと思います。
<答弁のポイント>
区立体育館は、直営の総合体育館を含めて区内6館にトレーニング室を設置しているとのことです。
機器は合わせて194基、定員は200名との答弁でした。
区の答弁(スポーツ振興課長)
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区立体育館ですけれども、直営の総合体育館を含めて、区内6館にトレーニング室を設置しております。
機器は合わせて194基、定員は200名となっております。
区立体育館トレーニング室の規模
設置館数答弁
6館
機器台数答弁
194基
定員答弁
200名
体育館トレーニング設備の充実を要望
昨今、駅前には民間のフィットネスクラブや小規模の24時間営業のトレーニング施設などもたくさんできておりまして、若年者から高齢者まで大変にぎわっております。
近年、健康に対する意識も高くて、一人で手軽にできる運動とトレーニングというのは今後さらに需要が伸びてくると推察されます。
ぜひ、区でも、体育館のトレーニング設備の充実を要望させていただきます。
また、高齢者の筋力トレーニングはフレイル予防などにも有効であるという研究結果も出ております。
トレーニング設備や小規模スペースも活用できますので、ぜひ今後、要望として・・・。
質疑のポイントとまとめ
- 当初予算時点の接種見込みと現在の実績の乖離の理由を尋ねたのに対し、区は予診票の個別発送等の周知により接種率が著しく向上したためとの回答でした。
- 帯状疱疹が助成対象に追加された理由と経緯を尋ねたのに対し、区は国の定期接種化の検討と都の補助事業開始を受け、費用の2分の1程度を助成しているとの答弁でした。
- 議員は帯状疱疹ワクチン助成費が当初予算の4千万円余から7億円超に膨らみ、インフルエンザワクチンの実績5億9千万円も上回っていることを問題視し、予防給付より保険給付を優先すべきと述べた上で、指定管理者数と委託先事業者数を尋ねました。区はスポーツ施設17か所を6つの指定管理者が管理し、経費内訳は人件費3割、維持管理費4割、光熱水費2割、その他1割とのことでした。
- 体育館トレーニングルームの施設数・台数・収容人数を尋ねたのに対し、区は区内6館に機器194基、定員200名との回答でした。
⇒ 今後の助成対象の任意接種の継続・追加については、区の財政状況を踏まえて何を優先すべきかを十分議論した上で検討するよう求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 当初予算時点の接種対象数の見込みと、現在の実績数の見込み数を教えてください。 今回、かなり高額な補正となっておりますけれども、なぜここまで解離が生じているのかという見解も、併せて教… |
| 保健予防課長 | 答弁 | まず、令和5年度7月末までの接種件数は約3万1千件。当初の見込みは、対象者約33万人のうち、約1%の3,300件と見込んでおりました。 それから、今年度でございますけれども、これま… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 練馬区において、今回、令和5年度に帯状疱疹が助成対象に追加された理由と経緯を教えてください。… |
| 保健予防課長 | 答弁 | 帯状疱疹ワクチンにつきましては、国において、広く接種を促進することが望ましい定期接種化が検討されているワクチンです。 都は令和5年度から、帯状疱疹ワクチンの接種費の個人負担軽減のた… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 今回の帯状疱疹ワクチンですが、対象者数が50歳以上で33万人と多くて、現在9%程度の接種とのことです。 当初予算の4千万円余から、今回補正を追加して7億円超となっております。 既に… |
| スポーツ振興課長 | 答弁 | まず、指定管理者が管理するスポーツ施設数と指定管理者数ですが、17の施設を六つの指定管理者が管理しております。 指定管理費経費の内訳ですけれども、17施設を平均いたしますと、概ね人… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 現在の合計した体育館のトレーニングルームの施設数と台数、それから収容人数などを聞かせいただければと思います。… |
| スポーツ振興課長 | 答弁 | 区立体育館ですけれども、直営の総合体育館を含めて、区内6館にトレーニング室を設置しております。機器は合わせて194基、定員は200名となっております。… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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