議会報告 / 教育・子育て

教育・子育て 発達障害児の支援体制強化について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2026年2月27日

発達障害児の支援体制強化について

予算特別委員会 令和8年2月27日 教育費

令和8年2月27日の予算特別委員会(教育費)で、議員が発達障害児支援に関する令和8年度予算案の取組みについて質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

支援調整会議における困難事例の振分けの基準について

小学校入学後に顕在化する課題と国の動き

発達障害児は、就学前は個別支援が比較的容易であるということですけれども、小学校入学後に、席に座れないとか、テストの評価が芳しくないなどの問題で顕在化する事態が発生して、保護者や学校の負担が増大して児童の自信喪失や孤立を招きやすいと指摘されております。

これは全国的に注目されている課題でありまして、国も早期支援を推進しております。

こうした中、厚生労働省の令和8年度予算案では、児童発達支援センターを中核とした地域支援体制の強化を推進する加速化プランが予算化されております。

この流れは全国の自治体で障害児童の地域生活支援を加速させるためのもので、今般、区においても発達障害の早期発見、気づきにつながる仕組みの強化、小学校就学後の支援体制の強化などが事業化、予算化された点は評価いたします。

教育福祉課の設置と支援調整会議

資料を見ますと、教育委員会内に障害児の支援調整を行う教育福祉課を設置、専門人材を配置し、特別な配慮が必要な児童・生徒や保護者、学校へ支援を強化する。

それから、専門部署と連携した支援調整会議の開催を予定しているということでした。

支援調整会議の振分け基準について

この支援調整会議における困難事例の振分けの基準や具体的な対応について教えてください。

<答弁のポイント>

学校だけでは対応が困難な事例について、学校や関係機関を含めた支援調整会議を開催するとのことでした。

子ども一人一人の状況に応じて、その都度会議の構成や支援内容を検討していく体制を考えているとの説明でした。

区の答弁(学務課長)

答弁の全文を読む

学校だけでは対応が困難な事例が生じてきており、学校をはじめ、関係者、関係機関を含めた支援調整会議を開催しようということで、今回お示ししてございます。

個々のお子さんによって必要な支援内容、関係する機関が異なることから、その都度、会議の構成や支援内容の検討等を一人一人の状況に応じて、対応していく体制を考えております。

学校生活支援員の資格取得者の内訳と今後期待する役割について

学校生活支援員に求められる資格

学校生活支援員の資格内訳と期待する役割について

資料でも令和9年度からということで、まだ具体的に決まっていないということです。

個々の需要に合わせて、関係者と調整を図ると認識いたしました。

それから、他会派からも質問がありましたが、学校生活支援員の拡充を打ち出しております。

東京都の募集要項などを見ますと、求める資格としては、教員、保育士、介護士、心理士などが挙げられております。

特に最近では、言語聴覚士とか公認心理師などは発達障害についての知見があり、非常に有望だと考えております。

学校生活支援員の資格取得者の割合とか内訳などが分かれば教えていただきたいと思います。

また、今後、学校生活支援員に期待する役割なども教えてください。

<答弁のポイント>

令和7年度の新規採用者63名のうち、教員が約40%、保育士・幼稚園教諭・社会福祉士・介護福祉士・早期発達支援士等の有資格者が約30%、知識経験者が約30%とのことでした。

今後は、配慮を要する児童・生徒への学習上・生活上の支援を通じ、一人一人の発達段階に応じたきめ細やかな支援を期待しているとの説明でした。

区の答弁(教育指導課長)

答弁の全文を読む

学校生活支援員の応募資格につきましては、教員免許取得者、また、保育士、介護福祉士、心理士等の有資格者、学校教育に関する知識、経験を有する者としております。

令和7年度の新規採用者63名の状況においては、教員が約40%、保育士、幼稚園教諭、社会福祉士、介護福祉士、早期発達支援士といった有資格者が約30%、知識経験者が約30%になっております。

今後期待する役割といたしましては、学校生活支援員の役割は、配慮を要する児童・生徒への学習上、生活上の支援であります。

保護者の声に寄り添いながら、児童・生徒一人一人の発達段階に応じたきめ細やかな支援が十分に行われることを期待してございます。

学校生活支援員(令和7年度新規採用63名)の資格内訳

新規採用者数答弁

63

令和7年度

教員免許取得者答弁

40

保育士・社会福祉士等の有資格者答弁

30

知識経験者答弁

30

発達障害に係る教育啓発について

有資格者が比較的多いということであります。今後、学校生活支援員の役割は非常に重要になってくると思います。

より専門性が求められてくると思いますので、ぜひ支援員の質の充実にも努めていただきたいと思っております。

発達障害に係る教育啓発の考え方について

関連になりますけれども、今般、区は目玉として発達障害児支援に関する施策を打ち出しているわけです。

発達障害に係る関係者の知識や理解が非常に重要だと思っています。

こうした発達障害に係る教育啓発について区がどう考えているか教えてください。

<答弁のポイント>

従来から教職員を対象にした研修等を実施しているとのことでした。

今回は民間支援機関との連携を強く打ち出しており、連携した形での教職員への指導・助言・研修や、学校訪問時の職員への助言を通じ、周知啓発をさらに充実させていきたいとの説明でした。

区の答弁(学務課長)

答弁の全文を読む

従来から教職員を対象にした研修等を実施してございます。

このたび、民間支援機関との連携も強く打ち出してございますので、連携した形での教職員への指導、助言、研修、さらに学校への訪問時に職員への助言といった効果も期待していきたいと思っております。

発達障害児支援について周知啓発、さらに充実させていきたいと考えております。

関係者の専門知識と教育啓発の充実を求める

最近は情報が取りやすくなっておりますけれども、発達障害当事者のお子さん、親御さんにとっては、疑いがあっても簡単に認められないといった事象もあります。

ぜひ関係者の専門知識、教育啓発に力を入れてください。

質疑のポイントとまとめ

  • 支援調整会議における困難事例の振分け基準を尋ねたのに対し、区は個々の状況に応じて会議の構成や支援内容をその都度検討していく体制との回答でした。
  • 学校生活支援員の資格取得者の内訳と今後期待する役割を尋ねたのに対し、区は令和7年度新規採用63名のうち教員が約40%、有資格者が約30%、知識経験者が約30%であり、一人一人の発達段階に応じた支援を期待するとの答弁でした。
  • 発達障害に係る教育啓発について区の考えを尋ねたのに対し、区は教職員研修に加え、民間支援機関との連携による指導・助言の充実を図りたいとのことでした。

⇒ 支援員の質の充実に努めるとともに、関係者の専門知識や教育啓発に力を入れることを求めます。

出典・議事録を見る

予算特別委員会 令和8年2月27日 教育費

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 発達障害児は、就学前は個別支援が比較的容易であるということですけれども、小学校入学後に、席に座れないとか、テストの評価が芳しくないなどの問題で顕在化する事態が発生して、保護者や学校…
学務課長 答弁 学校だけでは対応が困難な事例が生じてきており、学校をはじめ、関係者、関係機関を含めた支援調整会議を開催しようということで、今回お示ししてございます。 個々のお子さんによって必要な支…
ももかわ一郎 委員 質問 資料でも令和9年度からということで、まだ具体的に決まっていないということです。個々の需要に合わせて、関係者と調整を図ると認識いたしました。 それから、他会派からも質問がありましたが…
教育指導課長 答弁 学校生活支援員の応募資格につきましては、教員免許取得者、また、保育士、介護福祉士、心理士等の有資格者、学校教育に関する知識、経験を有する者としております。令和7年度の新規採用者63…
ももかわ一郎 委員 質問 有資格者が比較的多いということであります。今後、学校生活支援員の役割は非常に重要になってくると思います。より専門性が求められてくると思いますので、ぜひ支援員の質の充実にも努めていた…
学務課長 答弁 従来から教職員を対象にした研修等を実施してございます。 このたび、民間支援機関との連携も強く打ち出してございますので、連携した形での教職員への指導、助言、研修、さらに学校への訪問時…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

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