議会報告 / 教育・子育て

教育・子育て ベビーシッター利用支援事業について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2025年3月3日

ベビーシッター利用支援事業について

予算特別委員会 令和7年3月3日 こども家庭費

令和7年3月3日の予算特別委員会こども家庭費の審議で、区議がベビーシッター利用支援事業の概要や利用実績、予算の積算根拠、申請手続、利用者の声について質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

ベビーシッター利用支援事業の概要と利用実績について

事業への期待と特徴

今年度より開始されたベビーシッター利用支援事業は、区民からの期待も大変大きく、SNSでも好評です。

今までは預かり保育がメインでしたけれども、家庭で子育てに専念する専業主婦のママさんたちにとって、子どもを家で見てもらえることの安心感は大きいと思います。

事業概要と交付件数・交付額を含む利用実績について

ベビーシッター支援事業の概要と、交付件数や交付額も含めて、利用実績について教えてください

<答弁のポイント>

令和6年7月から開始した本事業は、就学前児童の保護者が自宅等でベビーシッターを利用した際に利用料の一部を補助するものです。

補助対象は都認定・都指定研修修了のベビーシッターで、上限は児童1人当たり144時間、多胎児は288時間、補助額は時間帯により1時間2,500円または3,500円とのことでした。

今年1月までの交付件数は958件、利用実人数は434人とのことでした。

区の答弁(在宅育児支援担当課長)

答弁の全文を読む

区では、令和6年7月から、第3次みどりの風吹くまちビジョンアクションプランに基づき、ベビーシッター利用支援事業を実施しています。

事業概要は、就学前の児童を持つ保護者が自宅等でベビーシッターを利用した場合に、利用料の一部を区が補助するものです。

補助対象となるベビーシッター事業者等は、東京都が認定したベビーシッター事業者であることに加えて、都が指定する研修を修了したベビーシッターを利用した場合に補助対象としています。

補助上限時間は、児童1人当たり144時間で、多胎児については1人当たり288時間としています。

補助上限額は、1時間当たり7時から22時までは2,500円、22時から翌朝7時までは3,500円です。

今年1月までの交付件数は958件、利用実人数は434人となっています

ベビーシッター利用支援事業の実績・補助内容

交付件数(今年1月まで)答弁

958

利用実人数答弁

434

補助上限時間(児童1人)答弁

144時間

補助上限時間(多胎児)答弁

288時間

補助上限額(7時〜22時)答弁

2,500

1時間当たり

補助上限額(22時〜翌7時)答弁

3,500

1時間当たり

事業開始の経緯と財源について

事業が始められた経緯と財源について

今般の事業が始められた経緯を改めて教えてください。また、財源などについても教えていただけますか。

<答弁のポイント>

本事業は東京都が令和2年度から実施しており、現在23区中19区が実施しているとのことでした。

区は都に対し指導監督ができるよう求めてきましたが、令和5年度に都との連携による対応が確認できたため令和6年度から導入したとのことでした。

利用料補助は都補助の10分の10とのことでした。

区の答弁(在宅育児支援担当課長)

答弁の全文を読む

本事業は、東京都が令和2年度から実施しており、現在は23区中19区が実施しております。

近年は働く女性が増加し、共働き家庭が増えている状況がありました。

それに伴い、急な残業や土日勤務が発生したときなど、一時的に子どもを預けられるサービスの拡充が求められていました。

これまで、東京都に対して、区が必要と認めるときは、ベビーシッター認定事業者に対し報告を求めたり、立入調査ができるように求めてきましたが、令和5年度に、東京都から都のベビーシッター利用支援事業の基準に基づき、都と連携して区でも指導監督の対応ができる旨の確認が取れたため、令和6年度から導入しました

利用料補助については、都補助の10分の10となっております。

都内での実施状況

23区中の実施区数答弁

19

利用料補助の都負担割合答弁

10分の10

令和7年度予算2.3億円の積算根拠について

予算2.3億円の積算方法について

令和7年度予算は2.3億円となっておりますけれども、これはどのように積算されているのでしょうか

<答弁のポイント>

予算額は、先行実施している8区の令和5年度決算額を各区の児童人口で割り返した平均単価に、練馬区の児童人口を乗じて積算しているとのことでした。

他区では申請締切りが複数月に1回のため年度末に申請が集中する課題があり、練馬区では毎月申請ができるようにしているとのことでした。

区の答弁(在宅育児支援担当課長)

答弁の全文を読む

補助金の予算額の算定方法は、先行実施している8区の令和5年度決算額を、その区の児童人口で割り返した平均単価に、練馬区の児童人口を乗じて積算しているところです。

今年度から事業を開始したため、先行している他区の交付実績を参考に実施しております。

他区の状況では、申請の締切りを複数月に1回としていることから、年度末にまとまった申請となり、交付決定に時間がかかるという課題がありました。

そのため、練馬区では毎月申請ができるようにしております

今年度の実績を検証して、来年度以降の交付事業に反映させてまいります。

申請手続とマイナンバーを使った電子申請の実績について

周知の重要性

他区の実績をベースにしているということです。

かなり需要が見込めるということなので、今後の周知が鍵になるかと思っております。

申請手続の実績について

今般の事業ですけれども、都度の申請となりまして、ホームページを見るとマイナンバーを使った手続となっています。

この辺りの手続について、実績なども含めて教えてください

<答弁のポイント>

補助金の申請は利用者が料金支払後に郵送またはLoGoフォームによる電子申請を行う償還払いとのことでした。

電子申請にはマイナンバー認証アプリが必要ですが、開始当初から問合せは少なく定着しているとのことでした。

電子申請と郵送申請の割合は当初から現在まで7対3とのことでした。

区の答弁(在宅育児支援担当課長)

答弁の全文を読む

補助金の申請方法につきましては、利用者がベビーシッターを利用されて料金を支払った後に、郵送またはLoGoフォームによる電子申請をしていただきます。

区は、申請書類を審査して、補助金を交付する償還払いとしています。

電子申請ではマイナンバー認証アプリをダウンロードした上で申請していただいておりますが、事業開始当初からお問合せの数は少なく、御利用いただいている世代には電子申請が定着しているものと認識しております。

申請の実績につきましては、当初から電子申請と郵送申請の割合は7対3となっており、現在も同様でございます

申請方法の割合

電子申請の割合答弁

7

郵送申請の割合答弁

3

利用者の声とベビーシッター事業者数の増加について

SNSでの好意的な意見

若い方が多いのでスマホでの手続は比較的スムーズだということでした。

利用者の声について

今般の事業は、SNSなどでは非常に好意的な意見が多かったのですけれども、実際に区が把握している今の利用者の声はどのようなものがあるのか教えてください

<答弁のポイント>

利用者からは事業継続を望む声がある一方、ベビーシッターの数が足りず予約が取りにくいので事業者を増やしてほしいという声もあるとのことでした。

事業開始の令和6年7月時点で26か所だった事業者は現在30か所に増えているとのことでした。

区の答弁(在宅育児支援担当課長)

答弁の全文を読む

利用者からは、「ベビーシッター利用支援事業ができて、とても助かっている。

事業を継続してほしい」という声をいただく一方で、「ベビーシッターの数が足りず、予約が取りにくいので事業者を増やしてほしい」という声もいただいております。

事業開始の令和6年7月時点では26か所だった事業者が、現在は30か所になっています。

事業所を認定する東京都は、本事業の対象となる事業者の新規認定など、ベビーシッターの確保に取り組んでいます。

引き続き、都の補助を活用しながら利用しやすい事業になるよう取り組んでまいります。

事業者数の推移(令和6年7月と現在)

令和6年7月時点

26か所

現在

30か所

利用のハードルを下げるため周知に力を入れてほしい

繰り返しますけれども、この事業は大変有意義なものだと感じております。

ベビーシッターを使ったことがある親御さんたちは積極的にサービスを利用されている一方で、ベビーシッターを利用したことがない方は、他人が家に入ってくることに抵抗がある方もいらっしゃって、まだまだハードルが高いと思います。

今後、区として周知を積極的に行っていくことで、そういったところの利用も進んでくるかと思っております。

周知に力を入れてやっていただければと要望して、私からの質問を終わります。

質疑のポイントとまとめ

  • ベビーシッター利用支援事業の概要と利用実績を尋ねたのに対し、区は今年1月までの交付件数958件、利用実人数434人との答弁でした。
  • 事業開始の経緯と財源を尋ねたのに対し、区は東京都との連携が確認できたため令和6年度から導入し、補助は都の10分の10とのことでした。
  • 令和7年度予算2.3億円の積算方法を尋ねたのに対し、区は先行8区の決算額を児童人口で割り返した単価を用いているとの回答でした。
  • マイナンバーを使った電子申請の実績を尋ねたのに対し、区は電子申請と郵送申請の割合が7対3で推移しているとの答弁でした。
  • 利用者の声を尋ねたのに対し、区は継続を望む声とともに事業者不足を指摘する声があり、事業者数は26か所から30か所に増えたとのことでした。

⇒ ベビーシッターを利用したことがない方にも利用が進むよう、区として周知に力を入れてほしいと要望しました。

出典・議事録を見る

予算特別委員会 令和7年3月3日 こども家庭費

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 今年度より開始されたベビーシッター利用支援事業は、区民からの期待も大変大きく、SNSでも好評です。 今までは預かり保育がメインでしたけれども、家庭で子育てに専念する専業主婦のママさ…
在宅育児支援担当課長 答弁 区では、令和6年7月から、第3次みどりの風吹くまちビジョンアクションプランに基づき、ベビーシッター利用支援事業を実施しています。 事業概要は、就学前の児童を持つ保護者が自宅等でベビ…
ももかわ一郎 委員 質問 今般の事業が始められた経緯を改めて教えてください。また、財源などについても教えていただけますか。…
在宅育児支援担当課長 答弁 本事業は、東京都が令和2年度から実施しており、現在は23区中19区が実施しております。 近年は働く女性が増加し、共働き家庭が増えている状況がありました。それに伴い、急な残業や土日勤…
ももかわ一郎 委員 質問 令和7年度予算は2.3億円となっておりますけれども、これはどのように積算されているのでしょうか。…
在宅育児支援担当課長 答弁 補助金の予算額の算定方法は、先行実施している8区の令和5年度決算額を、その区の児童人口で割り返した平均単価に、練馬区の児童人口を乗じて積算しているところです。 今年度から事業を開始…
ももかわ一郎 委員 質問 他区の実績をベースにしているということです。かなり需要が見込めるということなので、今後の周知が鍵になるかと思っております。 今般の事業ですけれども、都度の申請となりまして、ホームペ…
在宅育児支援担当課長 答弁 補助金の申請方法につきましては、利用者がベビーシッターを利用されて料金を支払った後に、郵送またはLoGoフォームによる電子申請をしていただきます。区は、申請書類を審査して、補助金を…
ももかわ一郎 委員 質問 若い方が多いのでスマホでの手続は比較的スムーズだということでした。 今般の事業は、SNSなどでは非常に好意的な意見が多かったのですけれども、実際に区が把握している今の利用者の声はど…
在宅育児支援担当課長 答弁 利用者からは、「ベビーシッター利用支援事業ができて、とても助かっている。事業を継続してほしい」という声をいただく一方で、「ベビーシッターの数が足りず、予約が取りにくいので事業者を増…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

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