議会報告 / まちづくり・交通

まちづくり・交通 デマンドタクシー実証実験とグリスロの費用比較について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2026年8月21日

デマンドタクシー実証実験とグリスロの費用比較について

交通対策等特別委員会 令和8年8月21日

令和8年8月21日の交通対策等特別委員会で、区が実施するデマンドタクシー実証実験や、グリーンスローモビリティ(グリスロ)の導入の可能性について質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

グリスロがワゴン型より費用が安く見える事情について

アンケートで示された公共交通の候補

私からは、資料の6ページのアンケートで、今回、どの形態が望ましいかということで、定時定期路線型のワゴン車が1位でした。

ということで今回のデマンドタクシーの実証実験に至るということになりまして、私もこの事業に関しては高く評価させていただきたいと思います。

アンケート結果の3番の循環型のグリーンスローモビリティ、グリスロが60票を取った。

私は個人的には非常に期待していたのですが、実際、ここまで区民の方から評価されているのが分かったということで非常に印象深かったです。

資料の3ページ目、想定される公共交通の例は非常に分かりやすくまとめられていると思います。

ワゴン車とグリスロの運行形態の違い

今回の実証実験で行う定時定路線型のワゴン車は決まっている時刻で運行する。

循環型のグリスログは、どちらかというと、地域の方々の協力も得て幹線路以外の経路を巡回という可能性も含めて行います。

アンケートとまとめを見ますと、将来的には今回行う実証実験のようなワゴン車を使った定期路線プラス、それ以外の幹線路の間を縫うような形のグリスロの2本柱で行くのではないかと感想を持っております。

8ページ下段の費用比較

8ページの下段にあるグリスロに関して、費用だけを見ますと、条件は多少違いますけれども、ワゴン型よりかなり費用が安いことになって見えます。

グリスロの費用がワゴン型より安く見える理由について

路線自体が短かったり、あるいはランニングに係る車の維持費、や経費の費用などが安いといった事情があるのでしょうか

その辺を教えていただけますか。

<答弁のポイント>

グリスロは時速20キロメートル以下の車両で、幹線道路が多い地域では交通渋滞を招く懸念があり、警察とも協議した結果、今回はワゴンタイプの定時定路線となったとの説明でした。

価格は購入・リースなど条件により異なり、葛飾区の例では5年間リースで900万円ほどであったとのことで、車両数の増減によって単価も変わるため一概に比較しづらいとの答弁でした。

区の答弁(交通企画課長)

答弁の全文を読む

まず、グリスロですけれども、グリーンスローということで時速20キロメートル以下のものになってございます。

地域の方のニーズとして駅まで行きたいというのがあります。

途中に幹線道路がかなりあって、その後、警察とも話したところ、グリスロの導入は交通渋滞を招いてしまう等々があるので、今はワゴンタイプで定時定路線になってございます。

こちらの価格はいろいろなパターンを想定してございます。グリスロ自体は、購入やリースといろいろとあります。

詳細を確認しないといけないのですが、グリスロをリースした場合を想定してございます。

一例を挙げると、葛飾は5年間リースで900万円ぐらいだったと記憶してございます

そういったところもあって、車両のお金をはじいていくと、現時点で想定したら、このぐらいの金額になるというところです。

これだけだと、こちらが安いように見えたりするけれども、どういう条件を設定するかにもよります。

一方で、グリスロも需要が増えてきたりしていますので、年度、年度で車両が多くなってくると全体が下がるといった諸条件もあります。

一概には比較し難いのが実態でございます

グリスロ導入費用の一例(葛飾区)

リース期間答弁

5年間

葛飾区の事例

リース費用答弁

900万円

葛飾区の事例

グリスロの速度答弁

時速20キロメートル以下

グリスロ導入に関する区の検討について

具体的に試算しづらいところがあるとはいえ、車両がEVというせいか分からないけれども、コスト的には安く抑えられるという話と、下段の一番右にある、地域の方々の協力を得る前提であれば無料にすることも原理的には可能ということもあって、将来的には、幹線道路のワゴン車の定期路線を縫うような形で実際にグリスロを運行するのは、結構有力な公共交通の在り方でないかと個人的には思っております。

グリスロの検討についての区の考えについて

ネクストステップにはなりますけれども、練馬区としてグリスロに関しての検討についてのお考えをお聞かせいただけますか

<答弁のポイント>

ワゴンタイプに最初から決めていたわけではなく、地域のニーズや交通状況を踏まえ、幹線道路まで通らない生活道路から幹線道路まで吐き出すニーズがある地域であればグリスロも選択肢になるとの説明でした。

地域の特性やニーズを踏まえながら、グリスロも含めた様々な交通手段の可能性を考えていきたいとのことでした。

区の答弁(交通企画課長)

答弁の全文を読む

グリスロの導入の可能性でございます。

我々も最初からワゴンタイプに決めて走らせようとは思ってございません。

当時もいろいろな車両があって、グリスロもあって、本当に地域のニーズでグリスロがいいところと、交通状況を踏まえて、幹線道路まで通らなくても中の生活道路から幹線道路まで吐き出すというニーズがあるところでしたら、当然、グリスロという選択肢も出てくると思っています。

なので、地域の特性やニーズを踏まえながら、グリスロも一つですし、これ以外のまた新たな交通手段も出てくると思います。

グリスロも含めて、いろいろな可能性を考えていきたいと思ってございます

グリスロの実証実験を計画的に進めてほしい

おっしゃっていただいたように、次のステップにはなろうかと思いますけれども、グリスロの実証実験が可能であれば、計画的に進めていただくように希望して、質問を終わります。

質疑のポイントとまとめ

  • ワゴン型に比べグリスロの費用が安く見える理由を尋ねたのに対し、区は交通渋滞への懸念からワゴンタイプを選んだことや、葛飾区の事例では5年間リースで900万円ほどであったこと、条件により一概に比較し難いとの説明でした。
  • 練馬区としてグリスロ導入の検討について考えを尋ねたのに対し、区は地域の特性やニーズを踏まえながらグリスロも含めた交通手段の可能性を考えていきたいとの回答でした。

⇒ グリスロの実証実験が可能であれば、計画的に進めていただくことを求めます。

出典・議事録を見る

交通対策等特別委員会 令和8年8月21日

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 私からは、資料の6ページのアンケートで、今回、どの形態が望ましいかということで、定時定期路線型のワゴン車が1位でした。 ということで今回のデマンドタクシーの実証実験に至るということ…
交通企画課長 答弁 まず、グリスロですけれども、グリーンスローということで時速20キロメートル以下のものになってございます。 地域の方のニーズとして駅まで行きたいというのがあります。途中に幹線道路がか…
ももかわ一郎 委員 質問 具体的に試算しづらいところがあるとはいえ、車両がEVというせいか分からないけれども、コスト的には安く抑えられるという話と、下段の一番右にある、地域の方々の協力を得る前提であれば無料…
交通企画課長 答弁 グリスロの導入の可能性でございます。 我々も最初からワゴンタイプに決めて走らせようとは思ってございません。当時もいろいろな車両があって、グリスロもあって、本当に地域のニーズでグリス…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

会議録は後日公開されます。公開後、この会議の会議録へのリンクを掲載いたします。