議会報告 / 防災・安全
能登半島地震の職員派遣と被害想定について
総合・災害対策等特別委員会 令和6年4月26日
令和6年4月26日の総合・災害対策等特別委員会で、能登半島地震への職員派遣や罹災証明書交付の状況、東京都の被害想定の妥当性について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
罹災証明書交付の職員体制について
罹災証明書交付事務の重要性
職員派遣の関係で、罹災証明書の交付の事務や被害認定の調査というところで、この辺に結構マンパワーがかかっていると想像しています。
罹災証明書は、保険の認定や、結構多岐にわたる申請関係に必要なものなので、災害復興のスピード感にも関わってくる非常に重要な任務だと思っています。
罹災証明書交付の事務は何名体制で行われているか
分かれば教えてほしいのですが、罹災証明書の事務などは全国から来られていて、何名体制ぐらいでやっているのか分かりますか。
<答弁のポイント>
派遣職員からの報告によると、主に二、三名のチームで5~6ブースを通じ随時発行しており、発行件数は2、3月時点で日によって100件程度とのことでした。
住家被害が7万件を超える中、輪島市では数か月のスパンで交付が進められているとの説明でした。
区の答弁(危機管理課長)
答弁の全文を読む
私どもが把握している内容は、派遣職員からの報告がベースになるので概要になってしまいますが、主に二、三名等のチームで、5~6ブースを通じて、市役所の1階で、随時、発行してございます。
発行件数については、2月、3月時点のデータになりますが、日によって100件程度で、土日も含めて、順次、職員が交代で事務を担ってございます。
ただ、一方で、報告住家被害、全壊、半壊、一部破損が7万件を超えて、輪島市においてもそういった大きな規模の中では、段階的に処理をしていかないと、全ての罹災証明を出すのが難しい中で、数か月のスパンで配っていると聞いてございます。
罹災証明書交付の状況
交付チーム人数答弁
二、三名
5~6ブース体制
発行件数答弁
100件
日によって(2月・3月時点)
住家被害報告答弁
7万件超
全壊・半壊・一部破損の合計
能登の被害を踏まえ東京都の被害想定は甘いのではないか
能登半島地震の被害規模
あと、これは全体のもう少し大きな話になるのですが、今回の地震で、全壊、半壊、一部倒壊で7万7千棟となっています。
東京都の被害想定との比較
東京都の防災計画では、首都直下地震の被害想定が、23区全体の大きい方で18万棟とあります。
今回の能登の震災を踏まえて、被害想定が甘いのではないか。
能登では7万棟で、23区で18万棟というのは本当なのかというのがあります。
能登半島地震を踏まえた防災計画の被害想定見直しの予定について
今回の震災を踏まえて、防災計画の被害想定などの見直しがかかる予定はあるのか、分かれば教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
東京都は被害想定見直しで74万区民のうち全壊棟数を2,493棟と見込んでいる一方、石川県では人口約111万人のうち8,217棟が全壊しており、都の想定数が少ないことは区としても認識しているとのことでした。
ただし地域により建築状況が異なるとし、都の想定が甘いとは区として認識していないとの答弁でした。
区の答弁(危機管理課長)
答弁の全文を読む
全壊ベースでのお話になりますが、今、委員からお話がありましたように、例えば、東京都は今回の被害想定の見直しの中で、74万区民、数十万世帯数の中で、2,493棟という形の全壊棟数を見込んでございます。
一方で、例えば、今回の資料の中で、全壊の内訳は載せていませんが、石川県の人口が約111万人いらっしゃいまして、その中で8,217棟が全壊ということを考えると、確かに、今回の地震に比べて都の想定の数が少ないというのは区としても認識してございます。
ただ、一方で、今回の地域的なものを考えたときに、例えば、金沢市は被害が少なく、海辺の方ですとか、古い建物など、地域によって建築の状況は異なっていると考えてございます。
現時点で、都の想定の見込みが甘いのではないかということについては、区としては認識してございません。
東京都の被害想定と能登半島地震の被害の比較
東京都(被害想定見直し)
人口 74万区民
全壊棟数 2,493棟
石川県(能登半島地震)
人口 約111万人
全壊棟数 8,217棟
木造住宅密集地域の指定が不十分で被害想定が甘くなっている
前回など、ずっと言っているのですけれども、被害想定エリアの木造住宅密集地域の指定などがきちんとできてないというところが被害想定をきちんと計上できない理由ではないかと思っています。
我々もそうですが、引き続き東京都とも協力して、例えば固定資産課税台帳の調査などのデータを使って、もう少し精緻に積算していった方がいいのではないかと、意見を申し上げて終わります。
質疑のポイントとまとめ
- 罹災証明書交付の職員体制を尋ねたのに対し、区は二、三名のチームで5~6ブースを通じ随時発行しており、発行件数は日によって100件程度との答弁でした。
- 能登半島地震の被害規模を踏まえ東京都の被害想定が甘いのではないかと尋ねたのに対し、区は都の想定数が少ないことは認識しているが、地域により建築状況が異なり、想定が甘いとは認識していないとのことでした。
⇒ 東京都の被害想定について、固定資産課税台帳の調査などのデータを使ってより精緻に積算するよう求めます
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 職員派遣の関係で、罹災証明書の交付の事務や被害認定の調査というところで、この辺に結構マンパワーがかかっていると想像しています。 罹災証明書は、保険の認定や、結構多岐にわたる申請関係… |
| 危機管理課長 | 答弁 | 私どもが把握している内容は、派遣職員からの報告がベースになるので概要になってしまいますが、主に二、三名等のチームで、5~6ブースを通じて、市役所の1階で、随時、発行してございます。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | あと、これは全体のもう少し大きな話になるのですが、今回の地震で、全壊、半壊、一部倒壊で7万7千棟となっています。 東京都の防災計画では、首都直下地震の被害想定が、23区全体の大きい… |
| 危機管理課長 | 答弁 | 全壊ベースでのお話になりますが、今、委員からお話がありましたように、例えば、東京都は今回の被害想定の見直しの中で、74万区民、数十万世帯数の中で、2,493棟という形の全壊棟数を見… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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