議会報告 / 防災・安全

防災・安全 防災・産業分野でのドローン活用について 練馬区議会議員 ももかわ一郎 2025年3月6日

防災・産業分野でのドローン活用について

予算特別委員会 令和7年3月6日 全款補充質疑

令和7年3月6日の予算特別委員会全款補充質疑で、区議がドローン協会との災害協定の進捗や、防災フェスタでの活用、地域イベントや屋内施設でのドローン飛行に関する規制について質問しています。

※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。

ドローン協会との災害協定の進捗と防災フェスタでの活用について

災害協定締結の経緯と期待される役割

令和6年2月にドローン協会との災害協定が結ばれたとのことで、今後は、防災におけるドローンの活用が進捗することを非常に期待しております。

防災における当面のドローンの活用方法としては、例えば首都直下地震発生時に、ドローンからの空撮による映像を基に倒壊や火災等の被害状況をいち早く把握するといったような役割が期待されると思います。

災害協定締結後の協議の進捗と防災フェスタでのデモ開催について

協定締結後のドローン協会との協議の進捗ですとか、今後の方針について教えてください

また、令和6年度の防災フェスでドローン協会のイベントを予定されていたということです。

昨年は防災フェスが中止になってしまったということもありまして、来年度の防災フェスにおいて同様のデモや、子ども向けの体験会などを開催されるのかどうかも併せて教えてください。

<答弁のポイント>

区は昨年度、練馬区ドローン協会と災害協定を締結し、被害状況の情報収集等について協力を得ることとしているとのことでした。

今年度の防災フェスタでのドローン紹介は台風の影響で中止となり、来年度の開催に向けて協定団体と再調整するとの説明でした。

今後は空撮映像を防災センター等で確認する運用訓練を実施するなど、協定の実効性確保に取り組むとのことでした。

区の答弁(防災推進課長)

答弁の全文を読む

災害時におけるドローンの活用についてです。

ドローンは建物の倒壊や火災発生、道路の寸断により、人の立ち入りが難しくヘリコプターも入りにくい状況でも活動できるため、災害対応上、有用なものでございます。

昨年の能登半島地震では、被災地の被害状況の把握、それから要救助者の捜索、物資の輸送など、様々な場面でドローンが活用されました。

区は、昨年度、練馬区ドローン協会と災害協定を締結しまして、ドローンによる被害状況の情報収集等について御協力いただくこととしてございます。

また、今年度の防災フェスタで来場者の方にドローンの紹介ができるように協定団体と準備を進めてございましたが、残念ながら台風の影響で中止となってございます。

来年度の防災フェスタにおきまして実施できるように、協定団体と再度調整していく考えでございます。

今後につきましては、ドローンによる実際の空撮映像を区の防災センター等で確認する運用訓練を実施するなど、協定の実効性の確保に取り組んでまいります。

地域イベントでのドローン操縦体験の実施について

ドローン国家資格と産業振興への期待

ドローンは、災害対策だけでなく、物流ですとか建築、農業など、多方面の産業振興や雇用創出にも期待が持たれております。

現在ドローンの国家資格取得者は、全国で1万9,400人いるということであります。

実は、私も先日、ドローンの国家資格である二等無人航空機操縦士の実技講習を受けてまいりました。

一方で、ドローンの飛行エリアは要件にかなり制限がありまして、なかなか自由に飛ばせないという現状があります。

他自治体での子ども向け体験イベントの例

練馬まつり等の地域イベントでドローン操縦体験を行う際の制限について

必要な安全措置を講じて子ども向けにトイドローンなどの操縦体験イベントを行っている自治体などもあるようです。

例えば、練馬まつりなどの地域イベントで、同様の催しを開催することについて、何か制限があるのかお聞かせください

<答弁のポイント>

練馬区を含む23区は航空法上、原則ドローンを飛行させてはならない空域であり、飛行には国土交通大臣の許可または承認が必要とのことでした。

国では安全性に配慮しつつ規制緩和が進められており、区としてはその検討状況を注視するとの答弁でした。

区の答弁(企画課長)

答弁の全文を読む

ドローンを飛ばすことについては、平時と有事とで対応が異なります。

イベントでございますので、平時の対応をお答えさせていただきます。

練馬区を含む23区は、航空法によりまして、原則ドローンを飛行させてはならない空域とされています

飛行させる場合には、国土交通大臣の許可または承認が必要とされてございます。

この承認の条件は幾つかカテゴライズ化されて細かい規定があります。

一例を挙げれば、ドローンを飛行させるエリアには人の立ち入りを避ける等の措置が必要など、条件が様々あるものと認識してございます。

しかしながら、国において現在、安全性等に配慮しながらドローンをより有効活用するという観点で、スピード感を持って規制緩和等が進められていると認識してございます

私どもといたしましては、まずはこうした国の検討状況を注視してまいります。

ドローン資格取得者数(議員発言)

全国のドローン国家資格取得者数質問

19,400

屋内施設でのドローン利用について

屋内飛行の規制緩和と他自治体の事例

DID地区という住宅密集地区に東京都がほぼかかっているのは承知しておりますけれども、できればいろいろなハードルを緩和していただければと思っております。

区内施設を利用した屋内でのドローン飛行の可否について

また、屋内ですとドローン飛行は要件が緩和されます。

他自治体でも、体育館などでドローン体験会を開催しているところもあります。

区内施設などを利用した屋内でのドローン利用について何か明文化されているものはありますか。

施設側と事前に交渉して、安全措置を講じた上で室内でドローンを飛ばすことが可能かどうか教えてください

<答弁のポイント>

屋内でのドローン活用は使用機種等により一概には言えないものの、屋外に比べ総じてハードルは低いとの認識が示されました。

区内施設での屋内飛行について明文化されたものはなく、国の検討状況を注視していくとのことでした。

区の答弁(企画課長)

答弁の全文を読む

屋内のドローンの活用は、安全性の配慮は当然のことでありますけれども、使用するドローンの種類や大きさ等によりまして一概には言えないものの、今、委員からもございましたが、屋外に比べ総じてハードルは低いと認識してございます

委員からございました明文化されたものは全くございませんけれども、先ほど申し上げたように、国の検討状況がスピーディーに動いているということでありますので、その検討状況をまずは注視してまいりたいと考えてございます。

足立区のドローンチームの事例を挙げ、区のドローン活用推進を要望

ぜひ、要件等を緩和して、活用できるようにしていただければと思います。

防災の観点で言いますと、例えば足立区では防災対策の強化目的として、区職員によるドローンチーム「A.F.S足立ムササビ」を編成しているとのことです。

このチームは足立区職員11名で構成されていて、ドローンの運用技術を習得して、災害時の情報収集や対応に備えているということもあります。

今後、区のドローン活用を推進していただくことを要望して、質問を終わります。

質疑のポイントとまとめ

  • ドローン協会との災害協定締結後の協議の進捗と防災フェスタでのデモ開催予定を尋ねたのに対し、区からは協定に基づく被害状況情報収集の協力体制と、来年度防災フェスタでの再調整、運用訓練実施の方針について説明がありました。
  • 練馬まつりなどの地域イベントでドローン操縦体験を行う際の制限を尋ねたのに対し、区は23区が航空法上原則飛行禁止空域であり許可・承認が必要と説明し、国の規制緩和の検討状況を注視するとのことでした。
  • 区内施設を利用した屋内でのドローン飛行の可否を尋ねたのに対し、区は屋外より総じてハードルは低いとしつつ、明文化された規定はなく国の検討状況を注視するとの回答でした。

⇒ ドローンに関する要件等を緩和し、防災・産業両面での活用を推進すること

出典・議事録を見る

予算特別委員会 令和7年3月6日 全款補充質疑

発言者 区分 原文抜粋
ももかわ一郎 委員 質問 令和6年2月にドローン協会との災害協定が結ばれたとのことで、今後は、防災におけるドローンの活用が進捗することを非常に期待しております。防災における当面のドローンの活用方法としては、…
防災推進課長 答弁 災害時におけるドローンの活用についてです。ドローンは建物の倒壊や火災発生、道路の寸断により、人の立ち入りが難しくヘリコプターも入りにくい状況でも活動できるため、災害対応上、有用なも…
ももかわ一郎 委員 質問 ドローンは、災害対策だけでなく、物流ですとか建築、農業など、多方面の産業振興や雇用創出にも期待が持たれております。現在ドローンの国家資格取得者は、全国で1万9,400人いるというこ…
企画課長 答弁 ドローンを飛ばすことについては、平時と有事とで対応が異なります。イベントでございますので、平時の対応をお答えさせていただきます。 練馬区を含む23区は、航空法によりまして、原則ドロ…
ももかわ一郎 委員 質問 DID地区という住宅密集地区に東京都がほぼかかっているのは承知しておりますけれども、できればいろいろなハードルを緩和していただければと思っております。 また、屋内ですとドローン飛行…
企画課長 答弁 屋内のドローンの活用は、安全性の配慮は当然のことでありますけれども、使用するドローンの種類や大きさ等によりまして一概には言えないものの、今、委員からもございましたが、屋外に比べ総じ…

質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。

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