議会報告 / 防災・安全
防災計画の減災目標について
総合・災害対策等特別委員会 令和6年3月12日
令和6年3月12日の総合・災害対策等特別委員会で、防災計画に掲げられた減災目標の根拠について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
国・都の半減目標と木造住宅密集地域の把握状況について
国・都の半減目標と能登地震の教訓
防災計画の共-49ページ目で、減災目標が掲げられております。
国の方針と東京都の方針で、今後10年間で人的・物的被害を概ね半減するという目標が立てられております。
東京都の防災計画がこの辺をどの程度精緻に見込まれているのか見てないのですが、能登の震災でも分かっているように、要するに、木造家屋の全壊と焼失によって、死者、被害が増えている現状もあります。
練馬区の木造住宅密集地域と耐震化の課題
翻って、練馬区で考えても、木造住宅密集地域の状況、倒壊と火災をどう防ぐかが当然問題になってくるかと思っています。
多分、倒壊とか焼失を減らすのは、結局、耐震化を進めるか、まちづくりなどで、そもそも、そういったところの地域を開発といったやり方しかないと思います。
木造住宅密集地域が把握できていない実態
私は、この間の予算特別委員会で質問して、防災課長とも事前に話して分かったのですけれども、要するに、現状は木造住宅密集地域の把握すらできていないという状態。
それはなぜかというと、固定資産の課税台帳は東京都が持っていて、練馬区にその情報がない。
それさえあれば、単純に木造地域のマッピングはすぐにできて、それに対する対応もできるところですが、それもできていない状態です。
減災目標に具体的な勝算があるのかについて
別に意地悪で聞くわけではないのですけれども、この辺の半減目標は具体的にどのように考えているのか。
できたらいいなという感じなのか、具体的に何か勝算があって書いているのか、単純に聞きたいです。
<答弁のポイント>
被害想定は東京都が示したものを基礎としており、区独自に被害想定を出すのは困難とのことでした。
焼失家屋や建物倒壊を減らすため、地域の災害リスクに応じた防災まちづくりを優先的に進め、半減を目標に対策を進めるとの答弁でした。
区の答弁(防災計画課長)
答弁の全文を読む
まず、先ほど委員もおっしゃっていただいたとおり、国や東京都も減災目標は半減させると言っております。
非常に難しい問題で、我々は東京都が出した被害想定を基礎として練馬区の防災対策を打っていく。
なので、現実問題として我々が被害想定を出すのは正直なところ困難だと考えています。
そういう中で、我々としては、仕事としては区民の一人の命も亡くさない覚悟で取り組んではいるところですけれども、ただ、そうは言いましても、焼失家屋を減らす、建物倒壊を減らすということでいいますと、先ほど委員におっしゃっていただきました防災まちづくりを進めていかなければいけないと考えているところです。
理由としましては、区長がいつも言っていますけれども、地域の災害リスクに応じた攻めの防災対策。
明らかに顕在化しているところから優先的に進めていかないと助かるものも助からないというところもあります。
我々としては、なかなか厳しいところがあったとしても、まずは半減を目標として対策を打っていくと考えていただければと思います。
質疑のポイントとまとめ
- 国・都が定める人的・物的被害の半減目標について、練馬区が具体的な根拠を持って設定しているのか、それとも努力目標なのかを尋ねたのに対し、区は都の被害想定を基礎としており区独自の想定を出すのは困難との回答でした。
- 木造住宅密集地域の実態把握について、固定資産課税台帳を東京都が保有し区に情報がないためマッピングもできていない現状を指摘したのに対し、区は防災まちづくりを優先的に進め半減を目標に対策を打つとの答弁でした。
⇒ 木造住宅密集地域の把握を可能にするための情報共有など、具体的な根拠に基づいた減災対策を求めています。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 防災計画の共-49ページ目で、減災目標が掲げられております。 国の方針と東京都の方針で、今後10年間で人的・物的被害を概ね半減するという目標が立てられております。 東京都の防災計画… |
| 防災計画課長 | 答弁 | まず、先ほど委員もおっしゃっていただいたとおり、国や東京都も減災目標は半減させると言っております。 非常に難しい問題で、我々は東京都が出した被害想定を基礎として練馬区の防災対策を打… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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