議会報告 / 産業・経済
商店街の歩道整備と空き家対策について
決算特別委員会 令和6年9月26日 産業経済費・環境費
令和6年9月26日の決算特別委員会(産業経済費・環境費)で、議員は商店街の歩道整備によるにぎわい創出と、空き家対策の実態調査・広報について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
商店街のインターロッキング舗装と歩行者天国の実施状況について
商店街の魅力向上に必要な取組
商店街振興は、通常空き店舗への誘致ですとかキャッシュレス決済還元などの需要喚起、商店街イベントの開催などの施策がメインですけれども、商店街の魅力を高めるには、商店街の外観や雰囲気、買物しやすい動線づくりなども重要と考えます。
商店街のインターロッキング舗装・歩行者専用通路の実施箇所数について
現在練馬区内の商店街の通りで、インターロッキングなどで舗装がされている箇所は何か所ぐらいありますでしょうか。
また、歩行者専用通路、いわゆる歩行者天国を実施している商店街は何か所ぐらいあるのか、把握されていたら教えてください。
<答弁のポイント>
商店街のインターロッキング舗装は正確な数字は把握していないものの、練馬駅周辺や江古田駅周辺の商店街で実施されているとのことでした。
歩行者専用通路については、完全な形はないが、時間帯を設けているところが把握している範囲で11商店街あるとのことでした。
区の答弁(商工観光課長)
答弁の全文を読む
まず、商店街のインターロッキング舗装の状況でございます。
商店街の一部がインターロッキング舗装されるところなどもありまして、正確な数字は把握してございませんが、主なところでは、練馬駅周辺の商店街や江古田駅周辺の商店街がインターロッキング舗装されております。
続きまして、商店街を歩行者専用通路にしている数でございます。
商店街を完全に歩行者専用通路にしているところはありませんが、時間帯を設けて歩行者専用通路にしているところはございます。
把握しているところでは11商店街になります。
商店街の歩行者専用通路の実施状況
時間帯を設けて歩行者専用通路にしている商店街答弁
11商店街
歩道整備を無電柱化と並行して商店街振興に活用すべき
無電柱化モデル事業と歩行者天国の効果
練馬駅前商店街などは無電柱化のモデル事業地域になったことに伴って、インターロッキング舗装がされたと聞いております。
都市工学の専門家の京都大学の藤井聡教授によれば、都市部におけるまちのにぎわい創出には、車の進入を制限する歩行者専用道路、歩行者天国は非常に効果的とのことです。
都内での調査によりますと、歩行者専用道路での通行者の方が、車道がある道路の歩行者よりも有意に幸福度が高い、気分がいい状態であるという結果になったとのことです。
これは体感としても納得がいくことで、車が来ない歩行者天国ですとか商店街、例えばお祭りや縁日には自然に人が集まるものです。
都内でも、銀座や新宿、秋葉原といったメジャーな歩行者天国の他に、三軒茶屋の茶沢通りや戸越銀座など、休日を歩行者天国にすることで来訪者数が増加しているとのことです。
都内の空き家の増加状況
2023年時点で、東京都内の空き家数は約81万戸。
総住宅数に対する空き家率は約10.6%とのことで、高齢化の影響等もあり、都内でも年々空き家が増加しています。
東京都内では借地権付の住宅が多くて、借地権者と地主との関係が複雑なため、売買や建て替えが進まないといった事例もありまして、空き家となる状態を未然に防ぐ対策が重要となると考えます。
空き家実態調査の概要について
歩行者天国は商店街マターの取組になりますけれども、歩道のインターロッキング化など、散策や買物が楽しくなるような歩道整備を、例えば今、区が進めている無電柱化と並行して行うことで、通りや商店街のにぎわいの創出に資すると考えます。
ぜひ、商店街振興として歩道整備などを関係部署とも協力して御検討いただきたいということを申し上げて次の質問に移ります。
令和7年度末までの空家対策計画改定に向けて、今年度に空き家実態調査を行うとのことでしたが、調査の概要を教えてください。
<答弁のポイント>
空き家の実態調査は平成27年度に区内の民間建築物の全棟調査を行い、令和2年度に追跡調査を実施したとのことでした。
追跡調査から5年を経過するため、空家対策計画の改定に向けて現在、空き家の老朽度などを把握する調査を行っているとのことでした。
区の答弁(環境課長)
答弁の全文を読む
空き家の実態調査につきましては、平成29年3月の練馬区空家等対策計画の策定に向けまして、平成27年度に区内の民間建築物の全棟調査を行い、その後、令和2年度に追跡調査を行っています。
追跡調査から5年を経過するため、空家対策計画の改定に向けまして、現在、空き家の老朽度などを把握するための調査を行っているところです。
都内の空き家の状況
都内の空き家数質問
81万戸
2023年時点
総住宅数に対する空き家率質問
10.6%
2023年時点
空き家対策セミナーのテーマを絞った広報について
終活と空き家問題をテーマにしたセミナー
続いて、9月7日にココネリで、東京都との共催で「住まいの終活と空き家問題」というセミナーが開催されたようです。
落語家の方をお呼びしたイベントで、非常に有用な試みだと感じております。
テーマを絞ったセミナー広報の実施について
空き家の状況というのは日々変化いたしますので、直近のデータ把握は非常に重要だと思います。
しっかり調査を実施していただいて、御報告いただきたいと思います。
今回のようなセミナーの開催も、単なる空き家対策というタイトルではなくて、ある程度テーマを絞った広報も関心を引いて、区民に例示できると思いますが、いかがお考えでしょうか。
<答弁のポイント>
空き家問題を自分事として捉えてもらえるよう、平成27年度からセミナーや相談会などを実施してきたとのことでした。
今後の開催についても区民のニーズに応えられるよう工夫したいとの答弁でした。
区の答弁(環境課長)
答弁の全文を読む
先ほど来申し上げているとおり、空き家問題についても自分事として捉えていただけるよう、平成27年度からセミナーや相談会などを実施してきたところです。
我々もいろいろな声を受けまして開催しているところです。
今後の開催につきましても、区民のニーズに応えられるように工夫したいと考えております。
実態把握と関連部署との連携を求める
空き家対策に向けて、今後いろいろな施策が重要となってくると思います。
今回のような終活ですとか、病気や介護といった様々な要因によって住まいの処分や相続について考え始める方も多いと思いますので、実態の把握とともに、訪問看護ですとか地域包括ケアなどの部署とも連携して進めていただきたいと思います。
質疑のポイントとまとめ
- 商店街のインターロッキング舗装や歩行者専用通路の実施状況を尋ねたのに対し、区は正確な数字は把握していないが練馬駅周辺・江古田駅周辺で舗装が行われており、歩行者専用通路は把握している範囲で11商店街にあるとの答弁でした。
- 無電柱化と並行した歩道整備の検討を求め、空き家実態調査の概要を尋ねたのに対し、区は平成27年度の全棟調査、令和2年度の追跡調査を経て、現在は空き家の老朽度などを把握する調査を行っているとのことでした。
- 空き家対策セミナーについてテーマを絞った広報の工夫を求めたのに対し、区は平成27年度からセミナーや相談会を実施しており、今後も区民のニーズに応えられるよう工夫したいとの回答でした。
⇒ 商店街振興として歩道整備などを関係部署とも協力して検討すること、空き家の実態把握と訪問看護・地域包括ケアなどの部署との連携を進めること
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 商店街振興は、通常空き店舗への誘致ですとかキャッシュレス決済還元などの需要喚起、商店街イベントの開催などの施策がメインですけれども、商店街の魅力を高めるには、商店街の外観や雰囲気、… |
| 商工観光課長 | 答弁 | まず、商店街のインターロッキング舗装の状況でございます。 商店街の一部がインターロッキング舗装されるところなどもありまして、正確な数字は把握してございませんが、主なところでは、練馬… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 練馬駅前商店街などは無電柱化のモデル事業地域になったことに伴って、インターロッキング舗装がされたと聞いております。 都市工学の専門家の京都大学の藤井聡教授によれば、都市部におけるま… |
| 環境課長 | 答弁 | 空き家の実態調査につきましては、平成29年3月の練馬区空家等対策計画の策定に向けまして、平成27年度に区内の民間建築物の全棟調査を行い、その後、令和2年度に追跡調査を行っています。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 空き家の状況というのは日々変化いたしますので、直近のデータ把握は非常に重要だと思います。しっかり調査を実施していただいて、御報告いただきたいと思います。 続いて、9月7日にココネリ… |
| 環境課長 | 答弁 | 先ほど来申し上げているとおり、空き家問題についても自分事として捉えていただけるよう、平成27年度からセミナーや相談会などを実施してきたところです。 我々もいろいろな声を受けまして開… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
会議録の原文は練馬区議会 会議録検索システムでご覧いただけます(上記の会議名と開催日でお探しください)。