議会報告 / 産業・経済
認定農業者制度と商店街支援について
予算特別委員会 令和6年2月27日 産業経済費・環境費
令和6年2月27日の予算特別委員会(産業経済費・環境費)で、練馬区の農業者支援策と商店街のデジタル化・空き店舗活用支援について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
認定農業者制度の概要について
農地減少と農業者の収入の実態
農地が減少を続ける中、練馬区での営農を継続、新規参入していただくための施策が非常に重要になってくると思います。
一方で、練馬区の農業者の収入別の割合を見ますと、農業収入が年間400万以上の割合は21%で、専業農家でやっていくというのは大変経営努力が必要な状況がうかがえます。
現在の認定農業者数等の概要について
区では経営改善に向け計画的に取り組む意欲的な農業者に対して、認定農業者とすることで取組支援を行っていると伺っています。
現在の認定農業者数等の概要について教えてください。
<答弁のポイント>
認定農業者制度は農業経営基盤強化促進法に基づき、5か年の経営改善計画で5年後の目標所得300万以上を目指す農業者を認定する制度で、現在76経営体が認定されているとの説明でした。
区独自の都市型認定農業者制度もあり、目標所得200万以上で現在9経営体が認定されているとのことでした。
区の答弁(都市農業課長)
答弁の全文を読む
認定農業者制度は、農業経営基盤強化促進法の規定に基づきまして、農業経営に計画的かつ意欲的に取り組む農業者を認定し支援する制度です。
認定に当たりましては5か年分の農業経営改善計画を作成し、5年後の目標所得を300万以上となるよう、農業経営に取り組んでいただくものになります。
現在、76経営体が認定を受けています。
認定農業者になると、都また区から施設整備や機械購入の経費に対しまして一定の補助を受けることができます。
これとは別に、都市農業に先進的に取り組む練馬区ならではの取組として、5年後の所得を200万以上に設定して取り組む農業者を都市型認定農業者として区独自で認定をし、支援しております。
こちらは現在、9経営体が認定されています。
農業者の収入・認定農業者数
農業収入400万以上の農業者割合質問
21%
認定農業者の5年後目標所得答弁
300万以上円
認定農業者数答弁
76経営体
都市型認定農業者の5年後目標所得答弁
200万以上円
都市型認定農業者数答弁
9経営体
新規就農希望者への教育・啓発の仕組みについて
新規就農希望者への技術・経営ノウハウの教育、啓発の仕組みについて
区内の農業活性化のために新規営農者を増やす取組が必要と考えます。
区として、新規の就農希望者に農業技術や経営のノウハウなどを教育、啓発できるような仕組みはあるのでしょうか。
<答弁のポイント>
東京都が生産から販売までを2年間で総合的に学べる東京農業アカデミー八王子研修農場を設置しており、区はこの圃場をパンフレット等で周知啓発し、問合せへの施設案内などで新規就農希望者を支援しているとのことでした。
区の答弁(都市農業課長)
答弁の全文を読む
農業経験がない就農希望者が農業経営に取り組むためには、野菜の作付け計画から栽培技術まで、年間を通じて学ぶことが可能といった圃場の確保ですとか、経営、それから販売のノウハウなど、実践的に農業経営を学ぶことが必要になります。
既に東京都では、生産から販売までを2年間にわたって総合的に学ぶことができる東京農業アカデミー八王子研修農場を設置し、農業経験がない就農希望者への支援に取り組んでおります。
区では、この圃場をパンフレットなどにより周知啓発、また問合せに対する施設案内などで御案内をし、新規就農希望者への支援に取り組んでございます。
キャッシュレス決済導入支援について
商店街の個別店舗へのキャッシュレス決済導入支援について
こうした都の取組を、ぜひ区と連携して引き続き取り組んでいただければと思います。
できましたら、その学校の卒業生の方に練馬区の就農を促すような資料なども作成して、リクルート活動なども行っていただければと要望して、次の質問に移ります。
練馬区ではスマート商店街プロジェクトとして商店街へのデジタル化推進を進めていると伺っております。
例えばキャッシュレス決済ポイント還元事業なども、まだ一部の店舗ではキャッシュレス決済を導入していないとお伺いしていますが、各商店街などで個別に導入支援等のアプローチなどは行っていますでしょうか。
<答弁のポイント>
区は区商連や練馬産業連合会を通じてキャッシュレス決済ポイント還元事業の周知を行い、導入を検討する店舗には個別にメリット等を説明してきたとの説明でした。
昨年10月のセミナーでも中小企業診断士がメリットを説明したとのことでした。
区の答弁(商工観光課長)
答弁の全文を読む
区では、これまでも区商連や練馬産業連合会などを通じて、キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施の際には事業の周知を行うとともに、キャッシュレス決済の導入を検討している店舗に対して導入することのメリットなどについて個別に説明を行ってまいりました。
また昨年10月に開催したセミナーでは中小企業診断士から、キャッシュレス決済を導入した場合のメリットなどについて説明をしています。
今後もより多くの店舗に導入いただけるよう、引き続き区商連と連携しながら、様々な事業への参加を促してまいりたいと考えております。
空き店舗活用商店街事業の新規事業者への誘致あっせんについて
新規事業者への商店街店舗の誘致あっせんの取組について
続いて、空き店舗活用商店街事業についてお伺いします。
これから店舗開店を希望する新規事業者にとって、商店街店舗への誘致あっせんは重要な取組と考えます。
具体的に何か取組を行っているか、お聞かせください。
<答弁のポイント>
区は区報や練馬ビジネスサポートセンターの窓口での周知に加え、東京都中小企業振興公社が実施する商店街開業プログラムの受講者にも本事業の周知を行っているとの説明でした。
今後も地元商店街と連携し事業のターゲット層へのアプローチを行うとのことでした。
区の答弁(商工観光課長)
答弁の全文を読む
空き店舗活用商店街支援事業の実施に伴う対象者への周知でございます。
区では、これまでも区報等で周知を行ってまいりました。
また、練馬ビジネスサポートセンターの利用者に対して窓口での周知を行ってまいりました。
さらに、都内商店街で開業を検討している方向けに東京都中小企業振興公社が実施しております商店街開業プログラムの受講者の方にも、本事業の周知を行っているところでございます。
今後も、商店街を活性化させたいと考えている意欲ある方に本事業を活用していただけるよう、引き続き地元商店街と連携しながら、本事業のターゲット層へのアプローチを行ってまいりたいと考えております。
商店街振興にはDX推進と人材マッチングが重要
商店街振興には、DXの推進、開店希望オーナーと商店街の人材マッチングが非常に重要と考えています。
キャッシュレス決済導入支援を足がかりとしていただきますことで、将来的に、例えば練馬区独自のデジタル通貨発行のインフラ整備にも資するかと思います。
また、空き店舗活用の商店街支援についても、今、ココネリなどで実施しています創業支援相談セミナー、あるいは受講者へ、商店街の店舗の開店の誘致あっせんなどを促していただきますことを希望して、私からの質問は終わります。
質疑のポイントとまとめ
- 認定農業者制度の概要を尋ねたのに対し、区は5年後目標所得300万以上で76経営体、区独自の都市型認定農業者は目標所得200万以上で9経営体が認定されているとのことでした。
- 新規就農希望者への教育・啓発の仕組みを尋ねたのに対し、区は東京都の東京農業アカデミー八王子研修農場をパンフレット等で周知しているとの回答でした。
- 商店街の個別店舗へのキャッシュレス決済導入支援を尋ねたのに対し、区は区商連等を通じた周知や個別説明、セミナーでの説明を行っているとの答弁でした。
- 空き店舗活用商店街事業の新規事業者への誘致あっせんの取組を尋ねたのに対し、区は区報や窓口周知に加え東京都中小企業振興公社の商店街開業プログラム受講者への周知も行っているとのことでした。
⇒ 東京農業アカデミーの卒業生に練馬区への就農を促す資料作成やリクルート活動、キャッシュレス決済導入支援を足がかりとしたデジタル通貨発行インフラ整備、創業支援相談セミナー受講者への商店街店舗の誘致あっせんを求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 農地が減少を続ける中、練馬区での営農を継続、新規参入していただくための施策が非常に重要になってくると思います。 一方で、練馬区の農業者の収入別の割合を見ますと、農業収入が年間400… |
| 都市農業課長 | 答弁 | 認定農業者制度は、農業経営基盤強化促進法の規定に基づきまして、農業経営に計画的かつ意欲的に取り組む農業者を認定し支援する制度です。 認定に当たりましては5か年分の農業経営改善計画を… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 区内の農業活性化のために新規営農者を増やす取組が必要と考えます。区として、新規の就農希望者に農業技術や経営のノウハウなどを教育、啓発できるような仕組みはあるのでしょうか。… |
| 都市農業課長 | 答弁 | 農業経験がない就農希望者が農業経営に取り組むためには、野菜の作付け計画から栽培技術まで、年間を通じて学ぶことが可能といった圃場の確保ですとか、経営、それから販売のノウハウなど、実践… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | こうした都の取組を、ぜひ区と連携して引き続き取り組んでいただければと思います。できましたら、その学校の卒業生の方に練馬区の就農を促すような資料なども作成して、リクルート活動なども行… |
| 商工観光課長 | 答弁 | 区では、これまでも区商連や練馬産業連合会などを通じて、キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施の際には事業の周知を行うとともに、キャッシュレス決済の導入を検討している店舗に対して導… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 続いて、空き店舗活用商店街事業についてお伺いします。 これから店舗開店を希望する新規事業者にとって、商店街店舗への誘致あっせんは重要な取組と考えます。具体的に何か取組を行っているか… |
| 商工観光課長 | 答弁 | 空き店舗活用商店街支援事業の実施に伴う対象者への周知でございます。 区では、これまでも区報等で周知を行ってまいりました。また、練馬ビジネスサポートセンターの利用者に対して窓口での周… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
会議録の原文は練馬区議会 会議録検索システムでご覧いただけます(上記の会議名と開催日でお探しください)。