議会報告 / 生活・文化
国民健康保険料への子ども・子育て支援金加算について
区民生活委員会 令和7年12月10日
令和7年12月10日の区民生活委員会で、国民健康保険料に新設された子ども・子育て支援金分が加算されることについて質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
子ども・子育て支援納付金の立てつけについて
国民健康保険料への支援金加算
2ページもののペーパーが非常にまとまっていて分かりやすかったと思います。
今、小松委員からもあったのですけれども、2ページ目で、今回新設の子ども・子育て支援金分が国民健康保険料に加算されることになりました。
これは、要するに、本来は国民健康保険料とは関係ないものが、立てつけ的には関係あるということで整理されていると思います。
国保料に子ども・子育て支援金分が加算される仕組みについて
要するに、国民健康保険料分があって、練馬区分があってという立てつけかと思うのですが、この辺りの概要について、改めて御説明いただけますか。
<答弁のポイント>
子ども・子育て支援法の改正に基づき創設された制度で、少子化対策の経費を全保険者が医療保険料と併せて負担する仕組みとの説明でした。
医療保険で賄う分のうち後期高齢者が8.3%、国保が23%、被用者保険が68%を負担し、国保分は都道府県を通じて区市町村に案分されるとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
今の御質問は、子ども・子育て支援納付金の立てつけかと理解してございます。
まず、この子ども・子育て支援納付金という仕組みが、子ども・子育て支援法が昨年6月に改正され、それに基づいてこの支援金制度が創設されました。
要は、国として、法で定める少子化対策として行う子ども政策の必要な経費を、公費だけではなく全保険者が医療保険費と併せて負担する仕組みを決めたところでございます。
そして、国の仕組みとして全保険者に割る形になってございます。
全額を後期高齢者医療保険、それから、それ以外という形で割り振ります。
そしてさらに、後期高齢者以外の中でも、国民健康保険と被用者保険に割り振る形になります。
そして、国が示している資料によりますと、医療保険で賄う分を100%とすると、後期高齢者が賄う分が8.3%、そして国民健康保険料で賄うのが23%、被用者保険で賄うのが68%という立てつけとなってございます。
そして、この23%の国保で賄う分を、国が都道府県に対して18歳以上の被保険者数に応じて案分して、今回、東京都に示してきた。
そして、それを今回、東京都が総額を区市町村に割り振ったという立てつけになってございます。
医療保険における子ども・子育て支援納付金の負担割合
後期高齢者医療保険答弁
8.3%
国民健康保険答弁
23%
被用者保険答弁
68%
練馬区の負担総額について
国全体の負担規模
詳しく解説していただきまして、ありがとうございます。
練馬区の子ども・子育て支援金分の負担額について
これが、医療保険者、国保や被用者保険に1兆円超の予算をこども家庭庁から割り振られている状況です。
今の御説明だと、国民健康保険料分が3,000億円で、市町村ごとに案分されているということです。
練馬区の総額の負担分は出ているのでしょうか。
<答弁のポイント>
練馬区の納付金総額は224億円で、そのうち子ども・子育て支援金分は4億5,700万円余であるとの答弁でした。
資料1-2の23ページに全62市区町村の一覧が掲載されており、練馬区はその20番目に位置するとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
先ほどは練馬区の納付金総額として224億円とお示ししたところでございます。
では、その内訳がどうなっているかというところは、資料1-2の23ページを御覧ください。
今回の仮係数に基づく納付金額ということで、全62市区町村の一覧が掲載されてございます。
その中の20番目が練馬区で、左から、医療分、後期支援金分、介護納付金分、子ども・子育て支援金分、そして、総額が224億円と御説明したところでございます。
ですので、合計額の隣、子ども・子育て支援金分の4億5,700万円余が、今回練馬区としての納付金額となります。
練馬区の国保納付金と子ども・子育て支援金分
練馬区納付金総額答弁
224億円
うち子ども・子育て支援金分答弁
4億5,700万円
各保険者からの意見について
支援金新設による保険料負担増
練馬区分で224億円は、かなり大きい金額かと思っています。
今回、東京都国民健康保険運営協議会が行われまして、うちから保険者代表は出てないかもしれないですけれども、新設された子ども・子育て支援金分で各自治体の保険料負担が増えるということで、非常に大きな問題だと思います。
東京都国民健康保険運営協議会での意見について
この辺りで、各保険者や参加者の方々からいろいろな意見が出ているのではないかと思いますが、どのような意見が出ているのでしょうか。
<答弁のポイント>
11月25日に行われた第2回東京都国民健康保険運営協議会では、子ども・子育て支援金に係る意見は特に出ていなかったとの答弁でした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
今回の11月25日に行われた第2回東京都国民健康保険運営協議会は私も聞いてございましたが、特に当日参加者から子ども・子育て支援金に係る意見は出ておりませんでした。
国保の財源に付け回すようなやり方を改めてほしい
税制改正を経ずに国保財源へつけ回される問題
先ほど言ったように、そもそも、こども家庭庁の予算を税金で上げるとなったら、ガソリン減税も1兆円程度であれだけ大騒ぎしている中で、昨今の流れとして、税制改正や法改正必要ではなくて、国保の保険料などは政省令の改正でできるので、財源のつけ回しが国保の方に振り向けられているという状況があります。
これは国保保険者としたら怒り狂わないといけない問題ではないかと思いますが、東京都国民健康保険運営協議会の中では、そういった話が出てないということで残念だったという意見があります。
この辺りは形はいろいろとあると思いますし、我々もそうですけども、国保の財源に付け回すようなやり方を改めてほしいと、国の方にしっかりと訴えていかなければいけないと思いました。
昨年度との比較による保険料上昇
それから、具体的な料率は、今後、確定係数が出てから決まることになりますけれども、今の時点で1人当たりの保険料額が昨年度よりもかなり上がるということです。
記憶によると、昨年度は保険料が下がったので、その影響が高めに出ていると思います。
今後の納付金額の見通しについて
今後の納付金額の状況の見通しがあれば見解をお聞かせいただけますか。
<答弁のポイント>
現時点は仮係数に基づく金額であり、国が令和8年度予算の算定作業を経て年末に確定係数を示すとの説明でした。
例年、仮係数から確定係数になる際に納付金総額は数億円下がる傾向にあるが、見通しは立たないため注視していくとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
今回は、御説明したとおり、あくまでも仮係数に基づく金額等となってございます。
と申しますのは、国でも現在、令和8年度予算の算定作業を行っているところです。
そこが確定したところで、国が確定した金額に基づく係数を年末に示してきて、それに基づいて東京都も改めて納付金を計算するという流れになってございます。
例年の流れで言いますと、仮係数から確定係数になるときに納付金額の総額は数億円下がる傾向にあります。
ただ、この辺りは何とも見通しが立たないところですので、きちんと注視してまいりたいと思っております。
質疑のポイントとまとめ
- 子ども・子育て支援金分が国保料に加算される仕組みについて質問したのに対し、区は法改正に基づく制度で医療保険で賄う分の23%を国保が負担するとのことでした。
- 練馬区の負担総額を尋ねたのに対し、区は納付金総額224億円のうち支援金分は4億5,700万円余であるとの回答でした。
- 東京都国民健康保険運営協議会での意見の有無を尋ねたのに対し、区は特に意見は出ていなかったとのことでした。
- 国保財源へのつけ回しを問題視し今後の見通しを尋ねたのに対し、区は仮係数から確定係数になれば総額は下がる傾向にあるが見通しは立たないとの説明でした。
⇒ 国保の財源に付け回すようなやり方を改め、国にしっかりと訴えていくことを求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 2ページもののペーパーが非常にまとまっていて分かりやすかったと思います。 今、小松委員からもあったのですけれども、2ページ目で、今回新設の子ども・子育て支援金分が国民健康保険料に加… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 今の御質問は、子ども・子育て支援納付金の立てつけかと理解してございます。 まず、この子ども・子育て支援納付金という仕組みが、子ども・子育て支援法が昨年6月に改正され、それに基づいて… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 詳しく解説していただきまして、ありがとうございます。 これが、医療保険者、国保や被用者保険に1兆円超の予算をこども家庭庁から割り振られている状況です。 今の御説明だと、国民健康保険… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 先ほどは練馬区の納付金総額として224億円とお示ししたところでございます。 では、その内訳がどうなっているかというところは、資料1-2の23ページを御覧ください。今回の仮係数に基づ… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 練馬区分で224億円は、かなり大きい金額かと思っています。 今回、東京都国民健康保険運営協議会が行われまして、うちから保険者代表は出てないかもしれないですけれども、新設された子ども… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 今回の11月25日に行われた第2回東京都国民健康保険運営協議会は私も聞いてございましたが、特に当日参加者から子ども・子育て支援金に係る意見は出ておりませんでした。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 先ほど言ったように、そもそも、こども家庭庁の予算を税金で上げるとなったら、ガソリン減税も1兆円程度であれだけ大騒ぎしている中で、昨今の流れとして、税制改正や法改正必要ではなくて、国… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 今回は、御説明したとおり、あくまでも仮係数に基づく金額等となってございます。 と申しますのは、国でも現在、令和8年度予算の算定作業を行っているところです。そこが確定したところで、国… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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