議会報告 / 生活・文化
マイナ保険証と資格確認書の一斉交付について
区民生活委員会 令和7年11月25日
令和7年11月25日の区民生活委員会で、マイナ保険証への完全切替えと資格確認書の交付方法について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
被保険者への一斉送付はマイナ保険証の制度趣旨に反する
私はそもそも、被保険者に一斉に送るというのはマイナ保険証の制度の趣旨からすると違うと思っております。
渋谷区・世田谷区が一斉交付にした経緯について
逆に、渋谷区と世田谷区が一斉交付にした経緯などが分かれば教えていただきたいです。
<答弁のポイント>
課長会等の情報として、渋谷区・世田谷区は後期高齢者と同様の対応をするという判断をしたと聞いているとの説明でした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
こちらは、課長会等で情報をいただいているところですが、区として後期高齢者同様の対応をするという判断をなされたと聞いているところでございます。
紙の保険証廃止に伴う完全切替えの見通しについて
マイナ保険証の利用率と紙の保険証廃止の動き
先ほどもありましたように、全国のマイナ保険証の利用率は、直近でも37%ということで、少しずつ上がっています。
資格確認書一斉交付後の利用率動向と周知の見通しについて
全国で資格確認書の一斉交付が行われたのですけれども、その辺の動向が今後どうなるのかに関連して、社会保険も含めて12月で紙の保険証が使えなくなることもありまして、区として、完全切替えになることに伴って、どのように見通しというか想定されているのか教えていただきたいです。
<答弁のポイント>
保険証廃止と資格確認書・資格情報のお知らせという新しい仕組みについて、区報やホームページ、チラシ等で丁寧に周知してきたとの説明でした。
社会保険を含む全体の仕組みは国や東京都の責任でも周知されるものと捉え、利用率の変化を引き続き注視するとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
区としましては、これまでも保険証の廃止、そして資格確認書、資格情報のお知らせという、新しい仕組みになりますということは、丁寧に区報やホームページ、チラシ等で周知を努めてございます。
引き続き丁寧な案内をしていく、そして、私どもとして、基本的には社会保険を含む全体の仕組みは、国の責任あるいは東京都の責任においても当然周知されるものと捉えています。
都や国の動きを見ながら、今後とも丁寧な周知は行っていきたいと思ってございます。
そして、先ほど来もありますように、保険証の期限が切れた後、どのぐらい利用率が変わっていくのか、その辺りも引き続き注視していきたいと捉えてございます。
全国のマイナ保険証利用率
マイナ保険証利用率質問
37%
直近
資格確認書交付後の問い合わせ・苦情について
資格確認書交付に関する問い合わせやトラブルの有無について
今回、該当者に資格確認書を交付したと思うのですけれども、被保険者から資格確認書に関してのお問合せ、苦情、トラブルなどはどういったものがあったのでしょうか、あるいは、あまりなかったのでしょうか。
<答弁のポイント>
資格確認書を送った方よりも、資格情報のお知らせが届いた方から「何でこれなんだっけ」という問い合わせが多かったとのことでした。
また、マイナ保険証の有無で家族内に資格確認書と資格情報のお知らせに差が生じ、その理由を尋ねる問い合わせもあったとの説明でした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
今回、一斉交付を行っての反響です。
正直、資格確認書を送った方よりも、資格情報のお知らせが届いた方から、「あれ、何でこれなんだっけ」というお問合せをいただいたり、あと、マイナ保険証の有無に基づいて分けていますので、御家族の中で資格情報のお知らせが行く方と資格確認書が行く方という差がありまして、「それは何でなの」という問合せがあったと捉えております。
資格確認書を機にマイナ保険証をやめる区民の状況について
他区の一律交付と利用率低下への懸念
練馬区は違うのですけれども、世田谷区とか渋谷区は一律全世帯に資格確認書を送っているので、これを機にマイナ保険証をやめて、資格確認書は紙でいいと切り替える人が結構多くなると思っていて、利用率は逆に下がるだろうという想像をしています。
マイナ保険証をやめて資格確認書に切り替えたい区民の状況について
練馬区で、例えば資格確認書があることを知った区民の方から、マイナ保険証をやめて資格確認書にしたいという方はいらっしゃったのか、あるいは、どのぐらいいらっしゃるのか分かれば教えていただければと思います。
<答弁のポイント>
高齢や障害などでマイナ保険証を使用しにくい方には要配慮者として、申請によりマイナ保険証を持っていても資格確認書を交付する仕組みがあり、これを2枚持ちと呼んでいるとの説明でした。
今年になって8月末までに196件の申請があったとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
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私どもも国に併せて周知をしているところですが、報道等にも言われていますように、高齢であるとか、障害などで、マイナ保険証を登録されたけれども使用しにくい方には要配慮者という対応として、申請によりマイナ保険証をお持ちでも資格確認書を交付して構わないという仕組みになってございます。
私どもは2枚持ちと呼んでいます。
ですので、一斉交付をした後に、マイナ保険証を持っているけれども、使いにくいから資格確認書ももらえないかということで、申請をいただいた、お問合せをいただいたというケースはございます。
ちなみに、今集計ができているのは8月末までですが、既に要配慮者として申請いただいて資格確認書をお出ししたのは、今年になって196件でございます。
ですので、これらの方の中には、マイナ保険証をお持ちだけれども、もう1枚、確認書もほしいと申請いただいた。
私どもは、そういった周知も丁寧に行ってまいりましたので、マイナ保険証をお持ちでも暗証番号が覚えにくいなどで資格確認書がほしいという高齢、障害等の方にはお出ししています。
そういう対応も丁寧にやらせていただき、被保険者の方が医療機関に受けることが困らないように、保険者として努めてございます。
要配慮者による資格確認書の申請状況
要配慮者としての資格確認書申請件数答弁
196件
今年8月末まで
マイナ保険証保有者への資格確認書の別発行の可否について
マイナ保険証を持ちながら資格確認書を別に発行できるかについて
2枚持ちの方は要配慮者ということですけれども、マイナ保険証を持っていて、別に紙の資格確認書を発行してほしいというのはありなのでしょうか。
逆に言うと、渋谷区とか世田谷はそれをやっているのですけれども、練馬区は、例えばマイナ保険証の利用登録もしているし、持っているけれども、資格確認書を別でほしいと言った場合は交付できるのでしょうか。
<答弁のポイント>
練馬区独自の対応ではなく、国が要配慮者に対してマイナ保険証を持っていても申請に基づき資格確認書を交付して構わないとしており、その方針に基づいて対応しているとの説明でした。
区の答弁(国保年金課長)
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先ほども申しましたように、これは練馬区で独自にやっているのではなく、国が、要配慮者の方には、マイナ保険証を持っていても申請に基づき資格確認書を交付することは構わないということで、周知、広報してございます。
ですので、私どもは、基本的には、そうした国の方針に基づいて丁寧な対応をしてございます。
希望者への資格確認書交付の可否について
要配慮者に限らず希望すれば資格確認書が交付されるかについて
少し分かりづらかったですけれども、要配慮者という障害がある方という御説明だったと思うのですけれども、希望として資格確認書がほしいと言われた場合も交付できるのでしょうか。
<答弁のポイント>
国は要配慮者に対して、マイナ保険証を持っていても申請に基づき資格確認書を出して構わないとしており、その趣旨に基づいて対応しているとの説明でした。
基本的には要配慮者の方に渡すものという趣旨であるとのことでした。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
国では、要配慮者に対して、マイナ保険証を持っていても資格確認書を申請に基づき出して構わないとなっていますので、私どもとしては、その趣旨に基づいて対応をしております。
区の答弁(国保年金課長)
答弁の全文を読む
基本的には、要配慮者の方に渡すものという趣旨でございます。
世田谷区・渋谷区の対応はなぜ可能なのか不思議
世田谷区・渋谷区の対応との違いについて
となると、世田谷区と渋谷区が、なぜそれができているのか不思議だという感想は持ちました。私からは以上です。
質疑のポイントとまとめ
- 渋谷区・世田谷区が資格確認書を一斉交付した経緯を尋ねたのに対し、区は課長会等の情報として後期高齢者同様の対応をする判断がなされたと聞いているとの回答でした。
- 紙の保険証廃止に伴う完全切替えの見通しを尋ねたのに対し、区は区報等での丁寧な周知を継続し、利用率の変化を注視するとの答弁でした。
- 資格確認書交付後の問い合わせやトラブルを尋ねたのに対し、区は資格情報のお知らせを受けた方からの問い合わせや、家族内での差異に関する問い合わせがあったとのことでした。
- 資格確認書を機にマイナ保険証をやめたい区民の状況を尋ねたのに対し、区は要配慮者としての2枚持ち申請が今年8月末までに196件あったとの回答でした。
- マイナ保険証保有者に資格確認書を別発行できるか尋ねたのに対し、区は国の方針に基づき要配慮者には対応しているとの答弁でした。
- 希望すれば誰でも資格確認書が交付されるか尋ねたのに対し、区は基本的には要配慮者向けの制度であるとのことでした。
- 世田谷区・渋谷区がなぜ一律交付できているのか不思議だとの感想が述べられましたが、これに対応する答弁は議事録上確認できませんでした。
⇒ 練馬区独自の対応ではなく国の方針を踏まえた丁寧な周知と対応の継続を求めています。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 私はそもそも、被保険者に一斉に送るというのはマイナ保険証の制度の趣旨からすると違うと思っております。 逆に、渋谷区と世田谷区が一斉交付にした経緯などが分かれば教えていただきたいです… |
| 国保年金課長 | 答弁 | こちらは、課長会等で情報をいただいているところですが、区として後期高齢者同様の対応をするという判断をなされたと聞いているところでございます。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 先ほどもありましたように、全国のマイナ保険証の利用率は、直近でも37%ということで、少しずつ上がっています。 全国で資格確認書の一斉交付が行われたのですけれども、その辺の動向が今後… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 区としましては、これまでも保険証の廃止、そして資格確認書、資格情報のお知らせという、新しい仕組みになりますということは、丁寧に区報やホームページ、チラシ等で周知を努めてございます。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 今回、該当者に資格確認書を交付したと思うのですけれども、被保険者から資格確認書に関してのお問合せ、苦情、トラブルなどはどういったものがあったのでしょうか、あるいは、あまりなかったの… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 今回、一斉交付を行っての反響です。 正直、資格確認書を送った方よりも、資格情報のお知らせが届いた方から、「あれ、何でこれなんだっけ」というお問合せをいただいたり、あと、マイナ保険証… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 練馬区は違うのですけれども、世田谷区とか渋谷区は一律全世帯に資格確認書を送っているので、これを機にマイナ保険証をやめて、資格確認書は紙でいいと切り替える人が結構多くなると思っていて… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 私どもも国に併せて周知をしているところですが、報道等にも言われていますように、高齢であるとか、障害などで、マイナ保険証を登録されたけれども使用しにくい方には要配慮者という対応として… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 2枚持ちの方は要配慮者ということですけれども、マイナ保険証を持っていて、別に紙の資格確認書を発行してほしいというのはありなのでしょうか。 逆に言うと、渋谷区とか世田谷はそれをやって… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 先ほども申しましたように、これは練馬区で独自にやっているのではなく、国が、要配慮者の方には、マイナ保険証を持っていても申請に基づき資格確認書を交付することは構わないということで、周… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 少し分かりづらかったですけれども、要配慮者という障害がある方という御説明だったと思うのですけれども、希望として資格確認書がほしいと言われた場合も交付できるのでしょうか。… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 国では、要配慮者に対して、マイナ保険証を持っていても資格確認書を申請に基づき出して構わないとなっていますので、私どもとしては、その趣旨に基づいて対応をしております。… |
| 国保年金課長 | 答弁 | 基本的には、要配慮者の方に渡すものという趣旨でございます。… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | となると、世田谷区と渋谷区が、なぜそれができているのか不思議だという感想は持ちました。 私からは以上です。… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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