議会報告 / 生活・文化
LGBT居場所事業のQ+表記について
予算特別委員会 令和8年3月5日 全款補充質疑
令和8年3月5日の予算特別委員会全款補充質疑で、区が実施するつながるスポットLGBT居場所事業のチラシ表記や事業実績について質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
非科学的なジェンダー思想を子どもに植え付ける思想教育は一刻も早くやめるべき
ジェンダー理論への疑問
私はかねてより、この事業に対して疑問を呈しておりました。
そもそも性別、ジェンダーが社会的に構築されるという神話、ジェンダー理論自体が、生物学的観点から根本的に間違っていると考えます。
米国の成人140万人を対象としたウィリアムズ・インスティテュートの報告によれば、人間の99.4%にとってジェンダー、自認する性別は生物学的性別と同じであることが分かっています。
また、性科学ジャーナリストのデブラ・ソーのジェンダーの終焉によれば、性別、ジェンダーを決めるのは受精後7週間以降に子宮内で浴びたテストステロン量が決定因子で、これによって男女の脳の性差が決定されます。
つまり、ジェンダーは虹色のようにスペクトラムでも流動的でもなく、生物学的性別と一致する人が圧倒的多数であるということです。
トランスジェンダリズムへの懸念
LGBT推進で気になりますのが、レズ、ゲイ、バイではなくて、まさに子どもの性別違和を過度にあおるトランスジェンダリズムであると考えております。
こうした非科学的なジェンダー思想を子どもに植え付ける思想教育は、一刻も早くやめるべきと考えております。
区が実施しております、つながるスポットLGBT居場所事業におきまして、ホームページで公表されている募集チラシを拝見いたしますと、LGBTQ+やそうかもしれない人限定、とありました。
チラシの「Q+」の定義について
このチラシでいうところの「Q+」はクィアなのでしょうか。
また、「Q+」にはペドフィリア(小児性愛者)などの変態的性嗜好は含まれるか、見解を教えてください。
<答弁のポイント>
チラシのLGBTQ+やそうかもしれない人という表記は、内閣府のLGBT理解増進法啓発リーフレット等を参考に、中高生向けの募集のために定義したものとの説明でした。
国のリーフレットではQはクエスチョニング、性の在り方が定まっていない人または定めていない人としており、ペドフィリアは入らないとの答弁でした。
区の答弁(人権・男女共同参画課長)
答弁の全文を読む
初めに、様々な意見があることは認識しているのですけれども、差別につながりかねないような発言はやめていただくようお願いいたします。
御質問にお答えいたします。
チラシには、LGBTQ+やそうかもしれない人が対象とされています。
「Q」につきましては、内閣府が作成するLGBT理解増進法の啓発リーフレット等を参考に、対象者をLGBTQ+やそうかもしれない人と定義いたしまして、中高生に向けて募集を行っております。
国のリーフレットでは、Qはクエスチョンニング、性の在り方が定まっていない人、または定めていない人としています。
委員がおっしゃるペドフィリアは入らないものと認識しております。
定義が曖昧なQやQ+という言葉の使用はやめていただきたい
クィア理論とは
リベラル系のLGBT支援団体等がQ+、クィア、変態を使用する際、その思想ベースにはクィア理論があり、これが相当偏った左翼リベラル思想だと考えております。
クィア理論とはポスト構造主義的批判理論の1分野で、性別、ジェンダーを社会的、文化的構築物として異性愛中心の規範を解体することを目的としたものです。
欧米の大学で1990年代以降に確立した学問領域で、LGBTQといえばクィア理論そのものを指す政治学的、学術的用語として欧米では周知されております。
クィア理論でいうQ+には、小児性愛やネクロフィリア、ズーフィリアなども含まれます。
クィアは変態というネガティブイメージを反転させて、体制的規範を破壊するという意味でクィアリング、クィアルなどポジティブな意味の動詞として、左翼活動家等が使っているものです。
日本での行政や教育でQを使用する際のクエスチョンニング、不明という説明は、理念の過激さを意図的に柔らかくトーンダウンさせるための隠蔽的に使用されている例だと思っております。
区の広報での使用への懸念
練馬区では子どもの性被害の防止を訴えながら、小児性愛を許容する考えを推進しているのかと言われかねませんので、区の広報では誤解されかねない、かつ定義が曖昧なQやQ+という言葉の使用は今後ぜひやめていただきたいと要望して、次の質問に移ります。
クィア理論の背景とQ+の使用、事業実績について
本事業の令和7年度の実績について質問します。
以前の質問でも前回の委託先であったにじーずの運営方針について、親の同意や本人確認について質問しました。
今年度の実施内容、及び前回からの改善点などがあれば教えてください。
<答弁のポイント>
国はLGBT理解増進法を令和6年5月に策定しており、その法律に基づいて事業を行っているとの説明でした。
今年度のつながるスポットは中高生を対象に隔月で5回実施し、延べ16名が参加、参加者の満足度は100%だったとのことでした。
区の答弁(人権・男女共同参画課長)
答弁の全文を読む
繰り返しとなりますが、いろいろな考えがある中で差別につながりかねない発言は、引き続きおやめいただくようにお願いいたします。
また、本国では、LGBT理解増進法を令和6年5月に策定しておりまして、その法律に基づいて我々は事業を行っております。
本年度のつながるスポットの実績になりますが、一人で悩みを抱え、孤独しがちなLGBT当事者等の相談機会を確保するため、隔月で実施しております。
中高生を対象に、今年度は5回実施して延べ16名の参加がありました。参加者の満足度は100%となっております。
引き続き当事者に寄り添いながら、不当な差別や偏見の解消を目指して、啓発等の取組をしっかりと進めてまいりたいと考えております。
つながるスポット令和7年度実績
実施回数答弁
5回
延べ参加者数答弁
16名
参加者満足度答弁
100%
居場所事業の見直しを求める
居場所事業を区直営でやっているのは、渋谷区と練馬区ぐらいです。足立区でやっているような窓口相談で十分だと思います。
区のLGBTの居場所事業の見直しを求めて、私からの質問を終わります。
質疑のポイントとまとめ
- 議員はチラシの「Q+」にペドフィリアが含まれるかを尋ね、区は国のリーフレットに基づく定義であり含まれないとの答弁でした。
- 議員はクィア理論の学術的背景を説明した上でQやQ+という言葉の使用をやめるよう求め、区は法律に基づく事業実施であるとのことでした。
- 議員は今年度の事業実績を尋ね、区は5回の実施で延べ16名の参加、満足度100%だったとの回答でした。
⇒ 区の広報でQやQ+という誤解されかねない言葉の使用をやめること、LGBT居場所事業の見直しを求めます。
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 私はかねてより、この事業に対して疑問を呈しておりました。そもそも性別、ジェンダーが社会的に構築されるという神話、ジェンダー理論自体が、生物学的観点から根本的に間違っていると考えます… |
| 人権・男女共同参画課長 | 答弁 | 初めに、様々な意見があることは認識しているのですけれども、差別につながりかねないような発言はやめていただくようお願いいたします。 御質問にお答えいたします。 チラシには、LGBTQ… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | リベラル系のLGBT支援団体等がQ+、クィア、変態を使用する際、その思想ベースにはクィア理論があり、これが相当偏った左翼リベラル思想だと考えております。 クィア理論とはポスト構造主… |
| 人権・男女共同参画課長 | 答弁 | 繰り返しとなりますが、いろいろな考えがある中で差別につながりかねない発言は、引き続きおやめいただくようにお願いいたします。また、本国では、LGBT理解増進法を令和6年5月に策定して… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
会議録の原文は練馬区議会 会議録検索システムでご覧いただけます(上記の会議名と開催日でお探しください)。