議会報告 / 生活・文化
文化芸術イベントのアンケートと音楽ジャンルについて
区民生活委員会 令和7年9月11日
令和7年9月11日の区民生活委員会で、文化芸術イベントに関するアンケートの工夫や、区が実施する音楽イベントのジャンルの偏りについて質問しています。
※この記事は、議会での質疑をもとにした活動報告です。
アンケートの設定項目について
調査の位置づけと難しさ
今回、アンケートと意見交換で今後のイベントの方向性などを決めていく結構大事な調査になると思います。
アンケートの設定項目は、結構難しいと思っております。
練馬区は、文化芸術という若干お堅い感じのイメージで言っているので、聞き方なども難しくて、なるべくいい意見をたくさん出していただけるといいなと思います。
いい意見を多く引き出すためのアンケートの工夫について
その辺で何か考えていることがあれば教えてください。
<答弁のポイント>
既にアンケートを実施しており、イベントの待ち時間に子どもや保護者が気軽に答えられるよう、好きな歌やダンス、絵を描く、プロに楽器や踊りを教わりたいなどの項目を用意しているとのことでした。
あわせて、クラシック音楽や伝統芸能以外の潜在的な文化芸術分野を掘り起こせるよう、項目を工夫しているとの説明でした。
区の答弁(文化・生涯学習課長)
答弁の全文を読む
既にアンケートに関しては実施しているということで、内容の御紹介をさせていただきます。
アンケートの取り方が幾つかございまして、イベントはいろいろと待ち時間がございます。
そういった中で、子どもたちに対して、また、お連れの保護者様に対しまして、気軽にアンケートに答えていただけるような項目として、まず1個御用意しています。
子ども向けのアンケートであれば、例えば、どのようなイベントがあったらいいですかということで、項目を四つほど立て、好きな歌を歌ったり、演奏を見てほしい、ステージの上で思い切りダンスをしたいとか、大人も子どももみんなで1枚の大きな絵を描こうであるとか、プロの人に楽器や踊りなどを教えてもらいたいとか、簡単に待ち時間の中でシールを貼っていただくような項目を用意している。
また、イベント全体としてのアンケートでありますと、少し意識したのは、私どもが進めてきたクラッシック音楽であるとか伝統芸能が以外にも、練馬区が持っている潜在的な文化芸術の分野であるとか、我々がこれまで感知していなかった分野の掘り起こしができればということで、アンケート項目に関して工夫しているという状況でございます。
練馬区の音楽イベントはクラッシック音楽の割合がかなり高い
文化振興協会の決算から見えた傾向
先ほど、関連団体の決算報告の中で練馬区文化振興協会の決算がありました。
今回を契機に私も調べてみたのですけれども、文化全般に詳しいわけではありませんが、音楽イベントに特化した話で言いますと、練馬文化センターなどで音楽イベントをやられていて、今までどういったものをやってきたかが決算で出てきているわけです。
印象どおりというか、ホールの特性とかもあるのですけれども、練馬区の音楽イベントは、クラッシック音楽の割合がかなり高いという印象を持っていたので、ネットで調べてみたのですけれども、23区と比較してもクラッシック系の音楽が多いという傾向があります。
ポピュラーミュージックというか、クラッシック以外の大衆音楽、20世紀以降のジャズとかロックとかポップスとか、歌謡曲とか、あるいはラテンとか、エスニック系の音楽などのイベントは、他区と比べてもかなり少ないというのがあります。
ジャンルのバリエーションを求める意見
はやりのK-POPのアーティストを呼べばいいという話ではないですけれども、今までやっていなかったようなジャンルとか、ポップス系のミュージシャンとか、アートイベントとして新規の事業ということも一つあります。
既にやっている音楽イベントというジャンルや企画なども、もう少しバリエーションを出していったらいいのではないかと思います。
音楽イベントの企画は文化振興協会に委ねているのかについて
いろいろと多様な意見が出るようにアンケートも工夫されていることが分かりました。
ちなみに、こういった企画は文化振興協会に委ねているところがあるのでしょうか。
<答弁のポイント>
文化センターの指定管理者である文化振興協会には一定程度裁量があり、理事長がクラシック界の第一人者である大谷康子さんであることや、武蔵野音楽大学と協力した練馬区演奏家協会の存在から、クラシック音楽が充実してきた経過があるとのことでした。
一方で「もっともっとアートプロジェクト」と絡め、クラシック以外のジャンルや人材、ニーズを区民の意見を伺いながら発掘していきたいとの答弁でした。
区の答弁(文化・生涯学習課長)
答弁の全文を読む
音楽コンサートのいわゆるジャンルのお話であったかと認識してございます。
こういった事業につきましては、文化センターの指定管理者になりますので、基本的にはこちらの仕様を示した上で、具体的な内容に関しては、一定程度、指定管理者の裁量に任されている部分も確かにございます。
ただ一方で、文化振興協会につきましては、理事長が大谷康子さんということで、プロのバイオリニストであり、クラッシック業界での第一人者であるということが、まず一点。
また、区内の武蔵野音楽大学とも協力いたしまして、練馬区演奏家協会ということで、区内には様々なクラッシックの演奏家の方が多いという背景で、クラッシック音楽が一定程度、事業として充実してきた経過がございます。
ただ一方で、今回の「もっともっとアートプロジェクト」と絡めてお話をさせていただきますと、我々も力を入れてやってきましたけれども、クラッシック以外の他分野のジャンルであるとか、人材であるとか、または、その事業に関するニーズに関しまして、区民の方々の御意見を伺いながら発掘していきたいと考えてございます。
練馬区と23区の音楽イベントのジャンル傾向の比較
練馬区
クラッシック音楽の割合がかなり高い
ポピュラー系(ジャズ・ロック・ポップス等)は少ない
23区(他区)
クラッシック以外の大衆音楽のイベントが練馬区より多い傾向
企画段階でジャンルを分散する工夫を求める
最終的には区民がどういった音楽イベントを求めているのかというのが結構重要かと思っております。
アンケートだけで取るのは難しいのですけれども、一般的に音楽事業というのはどういったジャンルに人気があるのか、調べてみればお分かりになるかと思います。
当然、クラッシックのファンの方もいらっしゃるのですけれども、20世紀以降の大衆音楽というところを聞かれている方が多いと思います。
企画の段階で、ある程度ジャンルを分散した形で、できることを工夫していただければと御意見を申し上げて、終わります。
質疑のポイントとまとめ
- アンケートの聞き方の工夫について尋ねたのに対し、区は子ども向けの項目や、クラシック以外の潜在的な文化芸術分野を掘り起こす工夫をしているとの答弁でした。
- 練馬区の音楽イベントは23区と比べクラシック音楽の割合が高いと指摘し、企画を文化振興協会に委ねているのか尋ねたのに対し、区は指定管理者に一定の裁量があり、理事長の経歴や区内演奏家との協力からクラシックが充実してきた経過があるとしつつ、今後は他ジャンルの発掘にも取り組みたいとのことでした。
⇒ 音楽イベントの企画段階で、クラシック以外の大衆音楽も含めジャンルを分散させる工夫をすること
出典・議事録を見る
| 発言者 | 区分 | 原文抜粋 |
|---|---|---|
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | 今回、アンケートと意見交換で今後のイベントの方向性などを決めていく結構大事な調査になると思います。 アンケートの設定項目は、結構難しいと思っております。練馬区は、文化芸術という若干… |
| 文化・生涯学習課長 | 答弁 | 既にアンケートに関しては実施しているということで、内容の御紹介をさせていただきます。 アンケートの取り方が幾つかございまして、イベントはいろいろと待ち時間がございます。そういった中… |
| ももかわ一郎 委員 | 質問 | いろいろと多様な意見が出るようにアンケートも工夫されていることが分かりました。 先ほど、関連団体の決算報告の中で練馬区文化振興協会の決算がありました。 今回を契機に私も調べてみたの… |
| 文化・生涯学習課長 | 答弁 | 音楽コンサートのいわゆるジャンルのお話であったかと認識してございます。 こういった事業につきましては、文化センターの指定管理者になりますので、基本的にはこちらの仕様を示した上で、具… |
質問と答弁の本文は、練馬区議会の会議録の記載をそのまま掲載しています。
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